ファミリーコンピュータ ディスクシステム。
それは1986年2月21日に任天堂より発売されたファミリーコンピュータ用の周辺機器です。
所ジョージさんの「やればやるほど~ディスクシステム♪(チャリーン!)」というCMが記憶に残っているアラフォー世代の方も多いのではないでしょうか?
ちなみにあの曲は所ジョージさんの作曲なんですよね。
ディスクシステムは当時ファミコンカセットのROM容量の頭打ちと、価格高騰を問題視していた任天堂が、その問題を解決する為に開発されたハードです。
専用のディスクメディアにてソフトが供給できるので、カードリッジ問題から解放され、さらにセーブ機能を搭載する事で発売前から話題となり、400万台以上を売り上げる結果となりました。
販売されたディスクシステム用ソフト総本数は198本で総販売本数は5,339万本。
その中でも今回は歴代売上ベスト10のタイトルに焦点を当てて紹介しようと思います。
夢中になって遊んだあの頃を思い出しながらお読み頂ければ幸いです。
- 【第10位】ゴルフUSコース 56万本
- 【第9位】謎の村雨城 61万本
- 【第8位】ゴルフJAPANコース 74万本
- 【第7位】メトロイド 104万本
- 【第6位】光神話 パルテナの鏡 109万本
- 【第5位】プロレス 142万本
- 【第4位】リンクの冒険 161万本
- 【第3位】ゼルダの伝説 169万本
- 【第2位】バレーボール 198万本
- 【第1位】スーパーマリオブラザーズ2 265万本
- まとめ
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【第10位】ゴルフUSコース 56万本
概要
発売日:1987年6月14日
発売元:任天堂
定価:3,500円
ジャンル:ゴルフゲーム
ゴルフUSコースとは
『ゴルフJAPANコース』の続編。
前作よりグラフィック周りが大幅に変更されている。
マリオの服装が星条旗を思わせるスタイルに変更され、プレイ画面もJAPANコースに比べて広くなった。
青色ディスク専用ソフトであり、ディスクファクスを利用した全国トーナメントが開催された。
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【第9位】謎の村雨城 61万本
概要
発売日:1986年4月14日
発売元:任天堂
定価:2,600円
ジャンル:アクションゲーム
謎の村雨城とは
ディスクシステムの発売と同時に発表されたが、開発が間に合わずローンチタイトルにはならなかったが、前人気が高く商品化要望が任天堂に殺到、満を持してディスクシステム用ソフト第2弾としての発売となった。
見下ろし視点型であり、マップの端まで行くと1画面分スクロールするという点では『ゼルダの伝説』によく似ているが、アイテムを駆使し謎解きをしていく『ゼルダの伝説』とは違い純然たるアクションゲームとなっている。
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【第8位】ゴルフJAPANコース 74万本
概要
発売日:1987年2月21日
発売元:任天堂
定価:3,500円
ジャンル:ゴルフゲーム
ゴルフJAPANコースとは
タイトルにマリオの名前こそ付いていないが、プレイヤーキャラはマリオであると説明書にも記載されており、ソフトパッケージにもマリオが描かれている。
画面は左右に分かれており、右半分はコースの俯瞰図、左半分はスイング地点後方からの3Dビューとなっている。
続編である10位の『ゴルフUSコース』同様、青色ディスク専用ソフトであり、ディスクファクスを利用した全国トーナメントが開催された。
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【第7位】メトロイド 104万本
概要
発売日:1986年8月6日
発売元:任天堂
定価:2,600円
ジャンル:アクションゲーム
メトロイドとは
のちに続編タイトルが多数発売されることとなる『メトロイドシリーズ』の記念すべき1作目。
任天堂としては初めてのハードSFの世界観を持った作品である。
ビームによる遠距離攻撃で敵を撃退しながら広大なダンジョンを進むジャンプアクションであり、隠し通路や強化アイテム探し出す探索要素がゲームの主軸となっている。
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【第6位】光神話 パルテナの鏡 109万本
概要
発売日:1986年12月19日
発売元:任天堂
定価:2,600円
ジャンル:アクションゲーム
光神話 パルテナの鏡とは
征服されてしまったエンジェルランドに平和を取り戻すのが目的。
女神パルテナを救いエンジェランドを闇の女神メデューサの魔の手から解放するため、ピットは魔物の軍勢に立ち向かい天空界の更に上空にある天空の神殿を目指してゆく。
高い難易度とギリシャ神話をモチーフにした世界観が特徴となっている。
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【第5位】プロレス 142万本
概要
発売日:1986年10月21日
発売元:任天堂
定価:2,500円
ジャンル:プロレスゲーム
プロレスとは
6人の個性的なレスラーの中から1人を選び、残りの5人のレスラーに勝ち抜き“FWA”ののチャンピオンとなり、その後は同じ5人を相手に防衛戦を戦う。
最後に“FWF”の王者であるグレート・プーマが相手のタイトルマッチとなり、これに勝利し、“FWA・FWF”の統一チャンピオンを目指す。
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【第4位】リンクの冒険 161万本
概要
発売日:1987年1月14日
発売元:任天堂
定価:2,600円
ジャンル:アクションロールプレイングゲーム
リンクの冒険とは
大ヒットした『ゼルダの伝説』の続編。
永遠の眠りに着く初代ゼルダを目覚めさせるに「勇気のトライフォース」求めリンクは旅に出る。
前作が全編見下ろし型のトップビューだったのに対して、本作はガラリと代わりフィールド画面での移動以外は、ダンジョン、街など全てがサイドビュー画面となっている。
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【第3位】ゼルダの伝説 169万本
概要
発売日:1986年2月21日
発売元:任天堂
定価:2,600円
ジャンル:アクションロールプレイングゲーム
ゼルダの伝説とは
ハイラル地方の小王国に攻め込んだ大魔王ガノンを倒し、囚われのゼルダ姫を助けるのが目的。
『ゼルダの伝説シリーズ』の記念すべき第1作目。
“どこまでも追求できる探索”という要素と“不思議なアイテムと知恵を組み合わせて挑む謎解き”というテーマにとことん拘り抜かれ、世界中のゲーマーに愛された。
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【第2位】バレーボール 198万本
概要
発売日:1986年7月21日
発売元:任天堂
定価:2,500円
ジャンル:バレーボールゲーム
バレーボールとは
ファミコン初のバレーボールを題材にしたゲーム。
コートを走り回る選手達を自由自在に操ることができ、レシーブやトス、アタック、ブロックなど実際のバレーボルさながらの熱い試合を展開できる。
Bクイックやクロスアタック、時間差アタック、バックアタックなど多彩な攻撃を仕掛けられることも魅力であった。
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【第1位】スーパーマリオブラザーズ2 265万本
概要
発売日:1986年6月3日
発売元:任天堂
定価:2,500円
ジャンル:アクションゲーム
スーパーマリオブラザーズ2とは
世界中で愛された前作『スーパーマリオブラザーズ』のステージを完全に一新した作品。
ステージの複雑化だけでなく、敵キャラの挙動が予測しづらくなっており、新キャラとして「水中メット」や「赤パックンフラワー」など手強い新たな敵も追加されている。
前作を散々遊び尽くしたプレイヤーを対象に開発された高難易度版という位置付けの作品である。
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まとめ
如何でしたか?
ディスクシステム用ソフトで販売本数がミリオン超えは7本でした。
思ったより多かったですか?少なかったですか?
特筆すべき点としては販売本数ベスト10に入ったすべてが任天堂のタイトルということです。
これには筆者も驚きました。
流石は任天堂というべき結果ですね!
ディスクシステムと言えば忘れてはならないのがディスクライターの存在です。
おもちゃ屋さんに置いてあるディスクライターにより、遊び飽きたゲームを500円で好きなタイトルに書き換えができるというシステムは、ファミっ子たちの間で大いに好評でした。
筆者も当時は幼く、お小遣いなどたかが知れていたので、このシステムにはとてもお世話になりました。
89年以降、ROMカセットの技術の進歩によるカードリッジの容量拡大、バッテリーバックアップによるセーブ機能搭載などにより、ディスクカードの利点が失われたため、そのまま第一線から消えてしまったディスクシステム。
しかしその短い期間に“未来を感じさせる”強烈な話題性と、“198本のたくさんのソフト”でワクワクさせてくれた素敵なハードを昭和のファミっ子はきっと忘れない事でしょう。
今回は『歴代ディスクシステムソフト売上ランキングBest10』の紹介でした。
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