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【ゴルフJAPANコース】インターネットの無い時代に、通信の持つ可能性をゲームにもたらした意欲作!【ファミコン・ディスクシステム・任天堂・レビュー】

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『ゴルフJAPANコース』は1987年2月21日に任天堂よりファミリーコンピュータディスクシステム用ソフトとして発売されたゴルフゲーム。

初のディスクファックス対応の青色ディスクタイトルであり、30種類以上に及ぶマリオが主役のスポーツゲームにおいて記念すべき最初の作品である。

 

ゴルフJAPANコース

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ディスクシステムで、初のディスクファクス対応青色ディスクとして発売された。

タイトルにマリオの名前こそ付いていないが、プレイヤーキャラはマリオであると説明書にも記載されており、ソフトパッケージにもマリオが描かれている。

例によって2コントローラープレイヤーの場合はルイージになる。

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ゲームはストロークプレイ、マッチプレイでそれぞれ1人用、2人用が選べる。

売上本数は74万本であり、これはディスクシステムソフト198本の中で第7位の実績である。

 

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ゲームシステム

画面は左右に分かれており、右半分はコースの俯瞰図、左半分はスイング地点後方からの3Dビューとなっている。

ゴルフゲームとしての基本操作は、同社より1984年に発売された『ゴルフ』をほぼ踏襲している。

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ゴルフゲームとしては完成されたシステムだったので、下手に弄らなかったことは任天堂の英断だと言える。

操作方法で『ゴルフ』と比べて変わった部分は2つ。

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1つめはスイングの「スピード」選択が可能になり、速くすることにより飛距離が伸ばせるようになったこと。

しかしカーソル移動も早くなるため正確なショットが打ち辛くなる。

2つ目はインパクトの中心幅がクラブによらず一定となったこと。

これによりドライバー以外のクラブでもボールコントロールが難しくなっている。

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なお、本作JAPANコース・続編のUSコース共に国名で登場しているが特定の有名コースではなく、全てオリジナルのコースと思われる。

 

青いディスクカード

ディスクシステムは黄色のディスクが一般的だが、後期には青色のシャッター付きのディスクを必要とするソフトも発売された。

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青いディスクカードは、198本販売されたFDS専用ソフトの中でも『ゴルフJAPANコース』『ゴルフUSコース』『中山美穂のときめきハイスクール』『ファミコングランプリ F1レース』『ファミコングランプリレースⅡ 3Dホットラリー』『リサの妖精伝説』の6本だけであった。

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青ディスクには書き換えソフトの制限は無いが、逆に黄色ディスクを青ディスク用の前記6タイトルに書き替えることはできないので実質黄色ディスクの上位互換と言う位置付けであった。

 

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全国トーナメント

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本作は青色のディスクカードの記念すべき第一号のタイトルである。

青いディスクカードは全国400箇所の販売店に設置された、「ディスクファクス」によりディスクに保存されたスコアやセーブデータなどを任天堂とやりとりすることが可能であった。

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任天堂はこの機能を使い、日本中のプレイヤーとスコアを競う「全国トーナメント」を本作にて開催、約8万人が参加する大規模なイベントとなった。

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スコアランキング上位100名には記念盾とオリジナルコースが収録されたゴールドディスクが進呈された。

このゴールドディスクは現在では非売品と言う事もあり、ヤフオクなどで2万円前後にてコレクターたちの間で取引をされている。

 

筆者と『ゴルフJAPANコース』

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筆者は本作を所有しておりませんでした。

そもそも本作が発売された当時はまだ幼いと言う事もあり、ディスクファクスのシステムをよく理解できていませんでした。

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しかし純粋にゲームとしての完成度は高く、友達の家でみんなで楽しく遊んだ記憶があります。

本作『ゴルフJAPANコース』から始まったマリオゴルフシリーズはハードを乗り継ぎすでに9作品も発売されています。

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記念すべき10作品目はSwitchでいかがでしょうか、任天堂さん!

今回は通信とゲームの融合に果敢にチャレンジした意欲作『ゴルフJAPANコース』の紹介でした。

 

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