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【4人打ち麻雀】ハドソンの開発で任天堂がリリース。究極にシンプルだったファミコン初期の麻雀ソフト。【ファミコン・任天堂・レビュー】

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『4人打ち麻雀』は1984年11月2日にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売されたテーブルゲーム。

オリジナルは1983年にハドソンにより『ジャン狂』というタイトル発売されたPCゲーム。

 

 

『4人打ち麻雀』とは

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『4人打ち麻雀』とはファミコン黎明期に任天堂から発売された『麻雀』(1983年)が2人打ちだったのに対し、その1年後に発売された4人打ちが可能になった麻雀ゲーム。

ファミコンとしては初の4人打ち麻雀のソフトである。

 

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元々は『ジャン狂』というタイトルのハドソン開発のPCゲームだったのだが、任天堂がこれをファミコンに移植して販売した。

そのためタイトルには“HUDSON SOFT”のクレジットが表示されている。

販売本数は145万本であり、これはファミコンソフト全1252本の中でも22位の歴代記録である。

 

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ゲームシステム

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ゲーム開始時に「食い断あり」「食い断なし」のモードを選択してゲームスタート。

あとは淡々とツモって捨てるを繰り返し半荘戦が終わるまでただひたすら麻雀を打つという内容。

ノーテン立直・ノーテン和了・フリテンでのロン和了はできない仕様なのでチョンボは無し。

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5本場からは2翻縛りとなる。

とにかくシンプルとしか形容のしようが無い、ごく普通の4人打ち麻雀である。

BGMはタイトル画面で流れるが、ゲーム中はSE音が鳴るだけという寂しい雰囲気が逆に特徴的とも言える(笑)。

 

最後に

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現在の麻雀ゲームと比べると、盛り上がるBGMも派手な効果音もなく、対戦相手の個性も皆無。

役満を和了っても女の子が服を脱いでくれはしないし、確実に一発で和了れる“竜巻リーチ棒”や配牌の交換ができる“牌交換券”などは存在しない(笑)。

しかしゲーム中にセレクトボタンを押すと対戦相手の配牌が全て見える裏技がある。

ある意味“透視メガネ”の先駆けとも言えなくも無い(笑)。

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もう一つ裏技でタイトル画面でリセットボタンを押し、離した後再度押してそのまま押した状態にしておくと画面がバグって「HUDSON SOFT」の文字が「M.TOBITA」という開発者の名前に変わる。

だがこれは単なる隠しメッセージであり、ゲームには何の影響もない(笑)。

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今となってはシンプルすぎて、なんの面白みもないと言われても仕方のないタイトルだが販売本数145万本の大ヒットとなった本作。

当時ファミコンの2人打ち麻雀に興じていた昭和50年代末期のお父さんたちにとっては、“4人打ちができる”というだけできっととても魅力的だったのであろう。

 

今回は究極にシンプルだったファミコン初期の麻雀ソフト『4人打ち麻雀』の紹介でした!

 

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