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【フラッピー】頭を使って全200ステージ制覇に挑め!可愛い雰囲気と裏腹に手応えのある難易度の良作パズルアクション!【ファミコン・デービーソフト・レビュー】

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『フラッピー(FLAPPY)』は1985年6月14日にファミリーコンピュータ用ソフトとしてデービーソフトより発売されたパズルアクションゲーム。

オリジナルは1983年に発売のPC版であり、その後MSX、据置型ゲーム機、ポータブルゲーム機、アプリなど様々なプラットフォームで発売されている。

2001年以降のシリーズはネットファーム・コミュニケーションズから発売されている。

 

 

『フラッピー』とは

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『フラッピー』はデービーソフトが発売した黄色いヒヨコの様な生物フラッピーを操作するパズルアクションゲームである。

見下ろし型の固定画面にて、ブルーストーンをゴールであるブルーエリアに運べばステージクリアとなる。

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登場キャラクターが皆可愛らしく、BGMも呑気なメロディーで耳に心地よい、全体的にほのぼのとした雰囲気のタイトルである。

しかし、その可愛さとは裏腹にパズル要素はかなり歯応えのある難易度となっており、全200面というボリュームも相まって全面クリアは容易ではない。

 

ファミコン版

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『ロードランナー』(1983年)、『チャンピオンシップロードランナー』(1983年)に続くファミコンソフトとしては3本目になるパズルゲームである。

ステージは200面+ボーナスステージ40面。

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通常ステージを5つクリアするとボーナスステージとなり、ボーナスステージが終了するとパスワードが表示され、次回ゲーム再開時にコンティニューが可能。

ファミコン版を含む初期のフラッピーは残機+時間制限制となっておりスコアが存在していたが、ゲームボーイ版からは残機制が廃止され、Windows版以降はスコアと時間制限も廃止となった。

 

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ゲームシステム

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ブルーストーンをブルーエリアまで運ぶには各ステージとも工夫やテクニックが必要となる。

ブルーストーンの他にも茶色の石ブラウンストーンがあり、ブルーストーンと同様に動かすことができる。

ブラウンストーンはステージ内に複数存在し、ブルーストーンを運ぶための道具として、ステージの穴を埋めたり、橋を架けたりするのに使う。

また壁などに押しつけると壊すこともできる。

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これらの石は真横からのみ押して動かすことができるが、引っ張ったり上へ持ち上げたりはできない。

ステージ内には敵がおり、フラッピーが接触するとミスとなる。

敵は上から石を落として潰すことで倒すことができる。

 

最後に

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ファミコン版では発売当時、50面・100面・150面・200面クリア時のパスワードを送ると“認定証”を発行するキャンペーンを行っていた。

それぞれユニコーン・エビーラ・フラッピー・ブルースターのイラストが描かれた認定証であるが、200面クリアの証であるブルースター認定証を持っている人は誇っても良いステータスだ。

このパスワードに関しては、ちょっとしたエピソードがあった。

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ファミコンマガジン1986年1月号の超ウルトラ技(ウルテク)コーナーにて「51面でとある行動を取ると全パスワードが表示される!」というものが掲載されたのだ。

しかしこれはファミコンマガジン特有の嘘テクであった。

まぁファミコンマガジンの嘘テクの悪名は、当時はすでに知れ渡っていたのでこの事自体は大したことではないのだが、この嘘テクを本物の裏技だと鵜呑みにしたコロコロコミックがパクって転載してしまたのだ(笑)。

そもそもよく考えたら、パスワードを送ると認定証を発行していたのに裏技で全パスワード開示などする訳がない。

コロコロコミックは大恥を掻き、あとから誤情報の訂正と謝罪に追われた(笑)。 

 

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筆者は本作の発売された頃はまだ幼く、50面もクリアできなかった。

しかし子供でも理解できるシンプルなルールながら、パズル要素とアクション要素がバランスよく配合された良作であり楽しんで遊べた記憶がある。

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前述でも挙げた『ロードランナー』(1983年)、他にも『ソロモンの鍵』(1986年)や『涙の倉庫番』(1986年)などファミコンソフト のパズルアクションには本当に名作が多いと思う。

メーカーの垣根を超えて、上記のタイトルなどの“ファミコンパズルアクションを詰め合わせたソフト”を発売する事ができたら面白いのではないだろうか?

 

今回は可愛い雰囲気と裏腹に手応えのある難易度の良作パズルアクション『フラッピー』の紹介でした!

 

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