『チャンピオンシップロードランナー』は1985年4月17日にファミリーコンピュータ用ソフトとしてハドソンから発売されたパズルアクションパズルゲーム。
オリジナルは米ブローダーバンド社が1983年にAppleⅡ用ソフトとして発売された。
本記事ではファミコン版をメインとして取り扱う。
『チャンピオンシップロードランナー』 とは
1984年に前作『ロードランナー』のFC版への移植・販売を手掛けたハドソンが、本作も続いてFC版を移植・販売してるほか、SG-1000やMSXなど数々のハードに移植されたヒットタイトルである。
『ロードランナー』の開発者であるダグ・スミスの元へ全世界から投稿されてきた難易度の高い50ステージで構成されている。
前作同様ランナーを操作し、ステージ中の金塊をすべて集めてステージから脱出すればクリアとなる。
ただし、ステージには金塊集めを邪魔するロボットがいたり、一見進めないような場所に金塊があったりと、一筋縄ではいかない。
アクション要素よりパズル要素に重きを置いている作品である。
ファミコン版
1984年に発売された前作『ロードランナー』の上級者版で、難易度は非常に高くなっている。
ステージ開始時のBGMは一度聴いたら忘れらない前作と同じものを採用。
タイトルBGMはステージクリアBGMは同じ曲となっている。
パッケージには、初心者の購入を避けるため「警告! ロードランナー未経験者お断り!」と表記されている。
特にステージ31はノーヒントによる攻略はほぼ不可能であり、ファミコン雑誌のファミコン必勝本の攻略記事内では「こんなものは(難しすぎて)パズルなんかじゃない」と批判された(笑)。
仕様面で前作との主な違いはマップサイズが大きくなっており、今作は左右のみならず上下にもスクロールすること。
なお、ポーズ中に画面をスクロールしてマップの構造を確認することができるようになった。
早解きコンテスト
ファミリーコンピュータ版発売当時、早解コンテストが催され、ステージ11~ステージ50までのパスワードを全て送ると、HUDSONチャンピオンシップロードランナー審査委員会から「チャンピオンカード」というゴールドの認定証が発行された。
※ステージ10まではセレクト可能でパスワードなし
当時ハドソン社員だった高橋名人の番号は39050番とのこと。
パスワードはブロック、金塊、梯子などステージを構成する絵で描かれている。
その全ての全てのパスワードをまとめると、なんと最終ステージ50のマップになっている(FC版のみ)。
最後に
前作ですらクリアできなかった筆者にとって難易度が高すぎて数面クリアがやっとだった作品である。
当時小学生だった筆者はゲーム自体の面白さは感じ取ってはいたが、とにかく難しくて1週間もしないうちにお手上げしてた。
そんな中、クラスメートに全50ステージをクリアして、チャンピオンカードを貰っていた友達がいてめちゃくちゃ尊敬したのを憶えている。
お陰で本作を購入した友達はその子のパスワードを教えてもらい皆チャンピオンカード貰っていたっけか(笑)。
このゲームをズルなしで、全ステージクリアまで漕ぎ着けた強者はいったい全国で何人ほどいたのか、今となっては知り得ようもないがちょっと気になったりする。
今回は前作未経験者はお断りの警告つき!激ムズ難易度を誇るパズルアクションの続編『チャンピオンシップロードランナー』の紹介!
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