『スーパーチャイニーズ』は1986年6月20日にファミリーコンピュータ用ソフトとしてナムコより発売されたアクションゲーム。
のちにシリーズ化されファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、ゲームボーイなどで10作品以上リリースされることとなる。
シリーズ第1作目の本作は現在Switchにてダウンロード配信されている。
『スーパーチャイニーズ』とは
『スーパーチャイニーズ』1986年に日本ゲームが開発を手掛け、ナムコが販売したアクションゲームである。
1984年に日本ゲームが開発し、タイトーから稼働されたアーケートゲーム『チャイニーズヒーロー』がルーツであり、それをファミリーコンピュータ(以後ファミコン)向けにアレンジ移植されたのが本作である。
当時は日本ゲームが正式に任天堂のサードパーティでは無かった為、ファミコン版の販売はナムコが請け負う形でのリリースとなった。
その為本作のタイトル画面には日本ゲームのブランド名であるマイクロアカデミーの名称がナムコの名称と共に並んでいる。
ちなみに日本ゲームはカルチャーブレーンの前身であり1987年10月に社名変更を行う。
尚、続編の『スーパーチャイニーズ2』以降のシリーズ作品はサードパーティとして契約を済ませたカルチャーブレーンからの発売となっている。
1989年には本作のシステムにRPG要素を加えた『スーパーチャイニーズ2 ドラゴンキッド』が、1991年には忍者アクションに変貌を遂げた『スーパーチャイニーズ3』がファミコン用ソフトとして発売された。
その後SFCでも4作のシリーズ作品が発売され、GBやGBAなどのポータブルゲーム機でも移植版やカップリング版が多数リリースされる。
ストーリー
平和な都、チャイニーズランドの王女ミンミン姫と、10の宝が妖魔軍団に奪われた。
武者修行の旅から帰ってきたカンフーの達人、ジャッキーとリーは国の人々の深い哀しみを見て、王女救出に立ち上がった。
戦え、ジャッキーとリー!
チャイニーズランドに平和を取りもどせるのは君達だ!
システム
トップビューの1画面固定のアクションゲームとなっており、プレイヤーはカンフーの達人であるジャッキーを操作して、ジャンプ・キック・パンチ、そして回数制限のある必殺技ミラクルキックを駆使して妖魔軍団と戦う。
2人協力プレイが可能となっており、2P側は同じくカンフーの達人であるリーを操作する。
2人プレイ時はどちらかがアイテムを取ると2人同時にパワーアップするのでアイテムの奪い合いによるいがみ合いは起こらない(笑)。
8つの魔館が舞台となっており、魔館にはそれぞれ4つの部屋がある他、ボーナスステージも用意されている。
全32ステージをクリアすればミンミン姫を救出してエンディングとなる。
最後に
1画面固定型の単純なアクションゲームであるが、簡単な操作で爽快に楽しめるアクションゲームである。
特にステージ前半は難易度も低く、ある程度慣れればサクサク先に進めるので誰でも楽しんでプレイできる。
もちろん後半のステージに差し掛かれば、敵は強くなり、トラップも激しくなる。
そう簡単にはステージクリアができなくなる上、中には特定のアイテムがないと倒せない敵なども登場し、戦略的要素も加わってくる。
筆者は本作を所有していなかったので、もっぱら友達の家で遊んだことしかないが、それでも数面クリアはできる難易度であり楽しかった。
特に2人プレイが熱く、友達と遊ぶ時などはより一層盛り上がった記憶がある。
セーブ機能やパスワード機能はなかったが、ステージをワープできる仕様や裏技でコンティニューがあるので何度もトライしていれば全面クリアも可能なバランスが丁度よかった。
現在はNintendo Switch Onlineにて配信されているので、昔を懐かしんで遊んでみるのも面白いかも知れない。
今回は2人プレイが熱い画面固定アクションゲーム『スーパーチャイニーズ」の紹介でした!
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