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【スペースハリアー】80年代を代表する3Dシューティングゲーム!驚異のスピード感に酔いしれろ! 【PCエンジン・NECアベニュー・レビュー】

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『スペースハリアー』は1988年12月9日にNECアベニューからPCエンジン用ソフトとして移植・発売された擬似3Dシューティングゲーム。

オリジナルはSEGAが1985年に稼働させたアーケードゲームである。

本記事ではPCエンジン版をメインとして取り扱う。

 

スペースハリアー

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プレイヤーが座席に腰掛け、アナログスティック操作をすると筐体全体が機械仕掛けによりダイナミックに稼動するアーケードゲームである。

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当時としては圧倒的なハードスペックを搭載しており、巨大キャラクターの表示、地平の3D表現・多重スクロール・高速スクロールなどの高い技術を駆使している80年代のSEGAを代表するタイトルとして数多くの機種に移植されている。

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本作は『ハングオン(1985)』に続きSEGAのアーケードゲームシリーズ「体感ゲーム」の第2弾として稼働された。

 

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その後SEGA体感ゲームシリーズは『アウトラン(1986)』『アフターバーナー(1987)』などのヒット作品を立て続けに稼働させる。

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さらに進化を遂げる「体感ゲーム」シリーズは360度全方向回転など派手に動く様になってゆくが、稼働筐体のコストも高まったことなどにより90年代初期で終焉を迎えた。

 

 

PCE版スペースハリアー

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本作は1987年~1988年にかけてたくさんのパソコンで移植された。

PCE版のスペースハリアーはNECアベニューにより「X68000」版を元に制作されている。

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PCエンジンのCPUの速さを生かして60fpsの動作を実現しており、また敵の出現パターンもほとんどアーケード版に忠実なため、ゲームとしての移植度は非常に高い。

PCエンジンでは初の4メガビットのHuカードとして発売されたタイトルでもある。

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ひとつ目のマンモスや、双頭のドラゴン、2足歩行のロボットや近未来型ジェット機など、奇妙なキャラクターたちが数多く登場する不思議な世界観に昭和の子供達は夢中になった。

 

ストーリー

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遥かな宇宙の果てにある平和なドラゴンランドは、凶悪な魔生物の襲撃により、今や魔生物や破壊マシーンの巣窟と化していた。

ドラゴンランドの守護龍ユーライアからの救援の声をキャッチした若き超能力戦士ハリアーは、ドラゴンランドの危機を救うべく、ショットガンを手に単身、ドラゴンランドへと突入していったのである。

 

ゲームシステム

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操縦桿で主人公ハリアーを操作し、発射ボタンで弾を撃ち、全18ステージで構成される幻想的な異世界で敵や障害物などを破壊したり避けながら突き進む。

敵弾・敵・障害物に接触するとミスになり残機を一つ失う。

ステージを一定以上進行するとボスキャラクターが出現する。

ボスキャラクターを撃破するとステージクリアとなり、次のステージに移行する。

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余談だがこのゲームには黒い「ドム」というボスが存在し、三機編成でどう見てもジェットストリームアタックに見える攻撃を仕掛けてくる(笑)

しかし現在は色々著作権も煩くなっているためか「VAREL」という名前に変更されている。

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最終ステージではこれまでのボスとの連戦となり、全ての過去面ボスを撃破すると最終ボスである「HAYA-OH」との対決となり、倒すとゲームクリアとなる。

ちなみにこの「HAYA-OH」の名は、当時のSEGA社長である中山隼雄氏に由来するとされている。

ゲーム雑誌「Beep」のインタビュー記事にて製作者が「嫌な上司の名前をつけた」と答えている(笑)

 

SEGA AGES スペースハリアー

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セガゲームスは、ニンテンドースイッチ向けシューティング『SEGA AGES スペースハリアー』の詳細を公開した。

アーケード版の迫力はそのままに、ワイド画面対応、家庭用最終ボス「ハヤオー」の追加など、ニンテンドー3DS版での追加要素も収録。

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アーケードの筐体の雰囲気を模した壁紙ブラウン管風の画面表示なども搭載していまる。
さらに新たなゲームモード「コマイヌ・バリア・アタック」を追加。

強力な仲間を得て、『スペースハリアー』が苦手だった人でも快適にプレイ可能。 

配信日は2019年6月27日で価格は925円(税別)。

 

最後に

本作がゲームセンターで稼働していた頃は筆者はまだ幼く、お兄ちゃんたちがプレイしているのを後ろから眺めていた事しかなく、実際にプレイしたことはありませんでした。

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しかしそのスピード感あふれるゲーム展開、巨大キャラクターが動きまくる大迫力の映像に魅了され、ずっと見ていたのを憶えています。

昭和60年という時代に、これほどの大型のキャラクターを高速で拡大縮小させるのは簡単なことではなく、最先端の技術を駆使する事により実現していたので、他の筐体ではなかなか見れない映像でした。

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その3年後にPCE版が発売されました。

当然ながら、画面は21インチのブラウン管テレビ、コントローラーはアナログスティックではなく普通のゲームコントローラーであり、もちろん座席も稼働しません。

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それでもあの憧れてた『スペースハリアー』をプレイできた感動は素晴らしく、夢中になって遊んだのはとても良い思い出となっています。

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30年の時を経てSwitch版が発売されるので、久しぶりに昔を思い出しながら遊んでみたいと思います。

今回は80年代屈指の3Dシューティングゲーム『スペースハリアー』の紹介でした。

 

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