『スーパーマリオコレクション』は1993年7月14日にスーパーファミコン用ソフトとして任天堂より発売されたアクションゲーム。
2010年10月21日にスーパーマリオ25周年キャンペーンの一環として期間限定生産としてWii用ソフトとして復刻販売された。
2020年にはNintendo Switch Onlineにて配信されている。
『スーパーマリオコレクション』とは
『スーパーマリオコレクション』(以降マリコレ)はファミリーコンピュータの発売10周年を記念して任天堂がSFC用ソフトとして発売したACTゲーム。
『スーパーマリオブラザーズ』『スーパーマリオブラザーズ2』『スーパーマリオブラザーズ3』『スーパーマリオUSA』の4作品がリメイクされひとつのソフトに収録されている。
販売本数は212万本であり、これはSFCソフト全1447本のなかでも10位の歴代記録である。
これはリメイク作品の中では単体において最も売れたソフトでもある。
特徴
FC時代のマリオシリーズがもれなくリメイクされている。
SFC用にグラフィックがディティールアップされている他、演出面で追加要素が採用されており、旧作という古臭さは一切感じさせない。
BGMもSFC音源を利用したアレンジ曲となっており、その他のサウンドや効果音に関しては『スーパーマリオワールド』のものを流用している。
グラフィックとBGMのアレンジもオリジナルの雰囲気を壊すことはなく、ゲームバランスや操作性は忠実に再現されていることなど、旧作ファンも納得の良質なリメイク作品となっている。
収録タイトル
スーパーマリオブラザーズ(1985年)
社会現象ともいえる空前の大ブームを巻き起こし、ファミコンゲームの火付け役となったご存知スーパーマリオシリーズ初代タイトル。
様々なリメイクを施され、一層遊びやすくなって収録されている。
スーパーマリオブラザーズ2(1986年)
歴代スーパーマリオシリーズの中でも最上級の難易度を誇ると言われた上級者向けのタイトル。
この時代には既にディスクシステム自体が入手困難になっていたので、プレイしたことのないファンには本作の移植そのものが歓迎された。
スーパーマリオブラザーズ3(1988年)
前2作の良いところを踏襲しつつ、たくさんの変更や追加点を導入したスーパーマリオシリーズ第3弾。
倍増したステージ数でやりごたえは十分。
スーパーマリオUSA(1992年)
元々は日本で発売された 『夢工場ドキドキパニック』(1987年)のキャラクターをマリオシリーズに置き換えて欧米諸国へ輸出販売された『SUPER MARIO BROS. 2』を、のちに日本に逆輸入した際の作品。
元々が別ゲームだったこともあり、スーパーマリオシリーズの中では独自の要素を多く持つタイトルとなっている。
最後に
まさに完璧なリメイクと言える内容であり、今後のリメイク移植版のお手本となるべきタイトルである。
FC発売から10周年ということもあり、当時『スーマリ』をFCで遊んでた小学生も高校生~大学生と成長しており、次世代機で大きくパワーアップした“懐かしのゲーム”をプレイしつつノスタルジックな気分を満喫したプレイヤーも多かったであろう。
セーブ機能が搭載されているので、セーブ機能やパスワードによるコンティニュー機能の無かった『1』『2』『3』などは、プレイのハードルがかなり下り、時間のない大人でも気軽に遊べてエンディングまで到達できるようになった点は大きい。
原作の面白さを微塵も損なうことのない忠実移植でありながらも、SFCのハードスペックに合わせて良質なリメイクを施し正当進化をさせた本作は、“リメイク版における名作”を謳えるタイトルであることは間違いない。
今回はFC版マリオを余すとこなく詰め込んだ夢の贅沢マリオ『スーパーマリオコレクション』の紹介でした!
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