『グーニーズ2 フラッテリー最後の挑戦』は1987年3月18日にコナミよりファミリーコンピュータ用ソフトとして発売されたアクションゲーム。
1985年上映の映画を同社がゲーム化し、1986年に発売された『グーニーズ』の続編である。
映画は2019年現在でもまだ続編は制作されてはいないので、ゲームのシナリオは完全にオリジナルである。
グーニーズ2とは
ハリウッド映画『Goonies』を原作にしたアクションゲームとして大ヒットした『グーニーズ』の続編。
前作同様のサイドビューアクションではあるが、今作は3D画面のダンジョンが追加導入されアドベンチャー要素も加わった。
前作のステージクリア型のアクションから探索型のアクションアドベンチャーにゲーム性が変わっている。
ストーリー
前作『グーニーズ』で海賊船の財宝を手に入れ、フラッテリー一味を一旦は壊滅させたグーニーズ。
それから1年後、壊滅したと思われていたフラッテリー一味が、グーニーズの仲間に加わった人魚のアニーを人質に取り、最後の挑戦を仕掛けてきた。
「一人ずつ来い」という条件の下、グーニーズはアニーを助けようとするが次々に捕えられ、残ったのはマイキー一人。
マイキーは仲間たちとアニーを救うため、フラッテリーのダンジョンに乗り込んでいった。
ゲームシステム
パスワード&コンティニュー
捕らわれた6人の仲間を救い出し、最後に人魚のアニーを助けることが目的。
アクションアドベンチャーとしては十分なボリュームであり1日でクリアは難しい。
そこで今作から導入されたパスワードシステムによりいつでも続きからプレイできるようになった。
ただしパスワードを取れるタイミングはゲームオーバーになった時であり、残機が0の状態で死ぬとフラッテリー一家のママが現れコンティニューかパスワードを選択させられる。
アクション&アドベンチャー
アクション画面は前作のシステムをほぼ踏襲しており、直感的に操作することが出来る。
各所に設けられてある扉に入ると3Dダンジョンのアドベンチャー画面に移行する。
ダンジョンでは中にいる人から話を聞いたり、アイテムを入手したり、牢屋に閉じ込められているグーニーズの仲間を助けたりする。
こうしてアクションとアドベンチャーを攻略しながらクリアを目指してゆく。
ダンジョン内で壁を素手やハンマーで叩くことで、アイテムや隠し扉が出現することもあるが、ライフを満タンに回復してくれるお助けキャラのコナミマンを叩くと、2度と回復してくれなくなるので注意だ。
BGM&ヨーヨー
前作も好評だった8bit音でアレンジされた映画のテーマ「グッド・イナフ」をはじめBGMのクオリティーは高い。
映画本編のファンならテンションが上がること間違いなしだ。
本作の発売を記念して、主人公のマイキーが武器として使っている特製ヨーヨーが抽選で5000名に当たるというキャンペーンも行われた。
筆者と『グーニーズ2』
筆者は本作を所有していました。
アクション自体はそこまで難しくはないのですが、マップがかなり広くて迷いやすいうえ、ダンジョンでの謎解きも子供にはなかなか厄介で簡単にはクリアできなかったと記憶してます。
しかし元々映画『グーニーズ』が大好きで、前作も夢中になって遊んでエンディングを見た思い入れのあるシリーズと言うこともあり途中で諦めずに頑張り続けることが出来ました。
そしてついに全面クリアできた時のことはとても良い思い出です。
後半で行き詰ってしまい、母親に頼んで買ってもらった攻略本に頼ってのクリアだということは内緒です(笑)
ちなみに筆者も“マイキーのヨーヨー”を貰えるキャンペーンに応募しましたが見事にハズレました(哀)
総評としては完成度はさすがコナミと言うべきか、非常にバランスよく作り込まれており、先述した通りボリュームもたっぷりあるので良作と言えるタイトルでした。
今回は版権物としては珍しい良作タイトル『グーニーズ2 フラッテリー最後の挑戦』の紹介でした。
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