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【ボンバーマン】ハドソンの生んだ傑作アクションパズルゲーム!爆弾を駆使して地下迷宮を脱出しろ!【ファミコン・ハドソン・レビュー】

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『ボンバーマン』は1985年12月20日にハドソンよりファミリーコンピュータ用ソフトとして発売されたアクションゲーム。

本作の産みの親、のちのハドソンの副社長である中本伸一氏が、ファミコンソフトの材料探しに過去のPCソフトを掘り起こしたところ1983年にPC88用として発売された『爆弾男』を発見し、ファミコン向けにアレンジして開発したと言われている。

その後ハドソンの看板シリーズとして数々の続編が発売される事になる超人気シリーズの記念すべき第1作目である。

 

 

ストーリー

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ロードランナーの主人公ランナーくんは、かつてはロボットであり、ボンバーマンと呼ばれていた。

ボンバーマンは地下迷宮で他のロボットたちと同じように爆弾を製造する仕事をしていたが、彼は悪の手先として働かされる毎日が嫌で嫌でたまらなかった。

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ある日、ボンバーマンは地上に脱出すれば人間になれるといううわさを耳にする。

ボンバーマンは人間になるため、地上への脱出を決意した。

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しかし、裏切り者のボンバーマンを捕まえるためたくさんの敵が追いかけてくる。

ボンバーマンは唯一の武器である、自身の作った爆弾を駆使して地上に脱出し、人間になることができるだろうか。

 

ロードランナーとの関連性

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主人公であるボンバーマンの姿は『ロードランナー』に登場する敵ロボットの姿に近いデザインとなっている。

これは『ボンバーマン』は『ロードランナー』のプロローグ的なストーリーとなっている為である。

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『ボンバーマン』エンディングでは迷宮を脱出したボンバーマンがロードランナーへと姿を変える演出がなされている。

しかしこの設定はハドソンが勝手に2作を関連付けただけであり、『ロードランナー』の開発会社である米ブロードバンド社は関与しておらず、のちのボンバーマンシリーズではこの世界観は使用されていない。

よって本作は『バンゲリング帝国シリーズ』にも含まれてはいない。

 

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ゲームシステム

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ステージは横スクロールする2画面分のフィールドで展開する。全50ステージ。

爆弾設置後、しばらくすると爆弾は十字状の炎を出して爆発する。

この爆弾を用いてブロックを破壊し、敵を倒しつつ出口を捜し出す。

敵を全滅させた後に出口に入ると面クリア。

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ただしプレイヤーも爆風に当たるとミスとなるので、自分で仕掛けた爆弾で自滅することもある。

1面クリアするたびに残機が1機増える。

 

パワーアップアイテム

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ステージ上には様々なパワーアップアイテムが用意されている。

攻撃範囲を広げる「火力アップ」。

同時に設置可能な爆弾の数を増やす「爆弾アップ」。

任意のタイミングで爆弾を起爆させることができる「リモコン」。

移動速度上昇の「ローラースケート」。

爆風に当たってもミスにならない「ファイアーマン」。

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他にも沢山のなアイテムがあり、これらを手に入れて主人公を強化していく。

ファイアーマンとリモコンを手に入れると、爆弾設置→即起爆を繰り返しながら突き進む無双モードに突入できる(笑)

こうなると余程のウッカリミスをしない限り死ななくなる。

 

隠れキャラクター

この時代のファミコンゲームには“隠れキャラ”の存在が定番となっており、本作にも沢山の隠れキャラが用意されている。

特定の面である行動を起こすと出現し、Getすると最大で2000万点という膨大な得点を獲得する事ができる。

 

Bパネル(1万点)

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『スターフォース』のボーナスターゲット。

 

ゴーデス(2万点)

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『スターフォース』のボーナスキャラ。

 

コーラ(3万点)

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「C」の字が書かれたビン。

 

ファミコン(50万点)

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文字通りの初代ファミコン。

 

中本プログラマー(1000万点)

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本作のプログラマーでありのちにハドソンの副社長。

 

デゼニマン(2000万点)

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『デゼニワールド』の主人公。

 

 

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シリーズの基礎を築いた名作

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シンプルな操作性、耳に残るBGM、洗練されたシステム。

これぞハドソンの代表作ともいうべき名作である。

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爆弾を使用した際の爽快感やシンプルであるがゆえの奥深さなど、非常にハマるゲーム性であり、飽きずに永遠と遊び続ける中毒者が続出した。

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この初代ボンバーマンを基礎として、その後ブラッシュアップされた沢山の続編が産み出されていき、2019年現在で家庭用ゲーム機でのシリーズ作品は66タイトルを超えている。

今回は現在まで続く人気シリーズの記念すべき1作目『ボンバーマン』の紹介でした。

 

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