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【忍者くん 魔城の冒険】ファミコン初期の名作アクション!うなる手裏剣、はじける火花!呪われた城を取り戻せ!【ファミコン・ジャレコ・レビュー】

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『忍者くん 魔城の冒険』は1985年5月10日にジャレコよりファミリーコンピュータ用ソフトとして発売されたアクションゲーム。

オリジナルは1984年にUPLが開発し、タイトーにより稼働されたアーケードゲーム。

ファミリーコンピュータ以外では1985年にMSX、1986年にFM-7・PC-8801などに移植された。

その後、バーチャルコンソール・ゲームアーカイブスで配信されている。

 

 

『忍者くん』とは

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本作は評論家より“敵がプレイヤーとの間合いを図るので、絶妙な駆け引きを楽しめて非常に奥が深い”と高い評価を受けている。

また縦スクロールと共に次々とあわられるこのような敵の動きは、のちにアクションジャンルとして流行る『熱血硬派くにおくん』などのベルトスクロールアクションの原点になっているとの指摘も受けている。

 

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可愛いキャラクターであるが骨太なアクション、縦横無尽にステージを駆け回る爽快感は今でも十分に楽しめるアクションゲームのひとつの完成形といえる名作である。

体当たりや死体撃ちなどの基本的なシステムは以降の続編にも踏襲されており、本作の時点で既に完成度は高かったと言えよう。

 

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あらすじ

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宝物を狙って、魔物たちがお城に侵入してきました。

そのことにいち早く気付いた忍者くんは、たった一人で魔城に乗り込みます。

敵は5種族。

それぞれが違う武器を持って忍者くんに襲い掛かります。

忍者くんは相手の行動を読んで素早く倒し、奪われた宝物を取り戻さなくてはなりません。

全ての敵を倒してお城を守りましょう。

 

※説明書より

 

キャラクター

忍者くん

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主人公。

赤い忍び装束に身を包み、手裏剣と体当たりを駆使して魔物と戦う。

 

黒子

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黒い忍び装束を着た敵。

武器は射程制限ありの手裏剣。

 

ダルマ

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赤いだるま型の敵。

武器は上下1段分を追尾する鎌形の手裏剣。

 

カミナリ小僧

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歌舞伎の連獅子のような外見の長い髪の敵。

武器は放物線を描いて下に落ちていく爆弾。

 

ヨロイ

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鎧武者のような外見の最強の敵。

気絶させてから攻撃しないと倒すことができない。

武器は高速の矢。

 

システム

縦スクロールアクションステージにて8体の敵をせん滅させればステージクリア。

縦に駆け登りながら忍者くんを操作して手裏剣を当てて敵を倒していく。

敵に体当たりをすると気絶するので動きを止めてから倒すことが出来る。

ただし逆に敵の体当たりを喰らうとこちらが気絶してしまう。

気絶しても一定時間動けないだけでミスにはならないが、その間に敵の攻撃を喰らうとミスとなり1機失うのでなるべく避けたい。

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3ステージ1セットで「山面」「山面」「城面」とあり、7体の雑魚キャラと1体のボスキャラが配備されている。

城をクリアするとまた「山面」「山面」「城面」となるが、前3ステージでボスだったキャラが雑魚敵として7体出てくるので難しさは段違いとなる。

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16面~18面のラスト3ステージは今までの敵キャラが全てオールスターとして登場!

18ステージをクリアするとクリアとなりまた1面に戻る(難易度アップ)。

 

最後に

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この時代のゲームは基本的に全面クリアと共にハイスコア狙いがゲームの大きな目的となっている。

「手裏剣の無駄撃ち無しでクリア」や「倒した敵を落下中に手裏剣を当てる」など諸々のテクニックでどんどんボーナス得点が加算されるので、上手い人はみるみるスコアを上げていくことが可能。

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敵の動きパターンが何通りもプログラミングされており、様々な展開を見せるので飽きずに遊べる。

ただ、このゲーム発売時は筆者は幼くクリアは到底できなかった。

そのため全面クリアは諦めて友達と何点取ったかを競う遊び方をしていた思い出が懐かしい(笑)。

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のちの1985年11月にスピンオフ作品である「忍者じゃじゃ丸くん」が発売され、さらに1987年には続編の「忍者くん 阿修羅ノ章」が発売されるなど、人気シリーズとなってゆく。

 

今回は『忍者くん 魔城の冒険』の紹介でした!

 

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