『英雄伝説 空の軌跡SC Evolution』とは2006年3月9日に日本ファルコムよりPCゲームとして発売された「英雄伝説Ⅳ 空の軌跡SC」のリメイク作品である。
あらすじ
リベール各地を訪れるエステルたちを待ち受けていたのは、様々な人々との出会い、そして行く先々で起こる不可解な事件。
数々の出来事が一本の糸で結ばれた時、リベール王国をめぐる巨大な陰謀が明らかとなる。
様々な困難が立ちはだかるも、多くの人に助けられながらエステルたちは、リベールを揺るがすクーデターを阻止するのだった。
晴れて正遊撃士となったエステルとヨシュア、女王生誕祭の活気に沸く王都グランセルを歩きながらエステルは自分の中にあるヨシュアへの想いをかみしめていた。
旅の途中、自分を支え続けてくれたヨシュアは、エステルにとってこれまで以上にかけがえのない存在となっていた。
だがその夜、ヨシュアはエステルに自分の正体と過去を打ち明ける。
そこで語られる驚愕の事実。
「出会った時から...君のことが大好きだったよ。」「さよなら、エステル 」
そう言って、少年は少女の前から姿を消した。
少女の手元には少年のハーモニカだけが残されていた。
姿を消した少年を探すため、少女は旅立ちを決意する。
銀の意志 金の翼 Full Version
何度見ても泣けます。これほど感動させられるゲーム主題歌は類を見ません。
登場人物
FC記事で紹介済みのキャラクターはそちらを参照してください。
遊撃士:アネラス・エルフィード
出身地のボースを拠点とする新米正遊撃士で、正遊撃士となったのは「SC」序章の半年ほど前。
「FC」からサブキャラクターとして登場し、「SC」ではスポット加入、「可愛いは正義」が座右の銘。
カシウスの剣の師匠でもある祖父ユン・カーファイより「八葉一刀流」を学んでいる。
星杯騎士団:ケビン・グラハム
「SC」よりパーティーキャラクターとして登場。
七耀教会の巡回神父であり、星杯騎士団の騎士。
12人しかいない守護騎士の第五位で《外法狩り》の異名を持つ。
「SC」では外法と認定されたワイスマン抹殺のためにリベールを訪れるが、本来の目的と守護騎士であることとを隠し、アーティファクトの調査・回収と《身喰らう蛇》の動向調査を表向きの理由としてエステル達に協力する。
殲滅天使:レン
結社《身喰らう蛇》>
《殲滅天使》の異名を持つ《執行者》のNo.XV
イタズラ好きでおしゃまでおませな11歳の少女だが、身の丈ほどもある巨大な鎌と巨大戦闘人形パテル=マテルを操る。
周囲の状況を瞬時に受け入れ、教えられた技能を瞬く間に自分のものにできる天才。
犯罪者組織で虐待を受けていたところを結社の任務で組織を壊滅させたレーヴェとヨシュアに助けられ、その後才能を認められて《執行者》となる。
剣帝:レオンハルト
結社《身喰らう蛇》
《剣帝》の異名を持つ《執行者》のNo.II
仲間からは「レーヴェ」の愛称で呼ばれている。
カリン・ヨシュアのアストレイ姉弟の幼馴染みで、特にカリンとは恋人同士の関係でもあった。
ハーメル村の惨劇を契機として修羅の道に進み、《身喰らう蛇》に身を投じる。
「FC」では「ロランス・ベルガー」の偽名で、情報部特務部隊隊長として暗躍した。
幻惑の鈴:ルシオラ
結社《身喰らう蛇》
《幻惑の鈴》の異名を持つ《執行者》のNo.VI
かつて同じ「ハーヴェイ一座」にいたシェラザードの姉貴分であり、一座の解散後行方不明だったが、《身喰らう蛇》の《執行者》としてシェラザード達の前に現れる。
怪盗紳士:ブルブラン
結社《身喰らう蛇》
《怪盗紳士》の異名を持つ《執行者》のNo.X
怪盗としても「怪盗B」の名で大陸に知れ渡っている。
自称・美の探究者で、クローゼに美を見出し狙う。また「FC」でも「怪盗B」として貴重品を盗み隠し、ヒントを書いた挑戦状を送りつけている。
痩せ狼:ヴァルター
結社《身喰らう蛇》
《痩せ狼》の異名を持つ《執行者》のNo.VIII
リベールでは見かけないサングラスが特徴。
「泰斗流」でジンの兄弟子だった人物。
キリカとは恋人の関係だったが、キリカの父である師父との死合に勝利し、行方をくらませていた。
道化師:カンパネルラ
結社《身喰らう蛇》
《道化師》の異名を持つ《執行者》のNo.0
コードネームどおりの性格で人をくった態度を取るスーツ姿の少年。
その性格から他の執行者からも胡散臭い奴と見られている。
結社によってスカウトされた他の執行者達とはまた異なった立ち位置を持つ人物で結社の最高権力者たる『盟主』によって派遣され、計画の見届け役の役割を担っている。
白面:ゲオルグ・ワイスマン
結社《身喰らう蛇》
《白面》の異名を持つ《蛇の使徒》の第三柱。
仲間内からは《教授》と呼ばれている。
「FC」および「SC」における、ほぼ全ての事件の黒幕であり、「福音計画」遂行のために《執行者》を使いさまざまな実験を行った。
元は七耀教会の司教で、星杯騎士団からは「最悪の破戒僧」と呼ばれている。
教会時代の研究から対象の記憶と認識を操作する異能の力も持ち、姉の死によって壊れたヨシュアの心を再構築し聖痕を植え付けている。
「FC」では貧乏考古学者「アルバ教授」としてエステル達の前に現れ、護衛を受ける振りをしながらエステル達の様子を観察していた。
登場人物たちの想いが交錯しぶつかり合う
結社の幹部、執行者たちは元はリベールの地の住人であり、思うところあって結社のスカウトに応じた者たちである。
そのため主人公や遊撃士たちと縁がある者も多く、敵対するにあたり心が揺れ動く事もある。
しかしお互いに信念に基づいて今の組織で動いており譲れない想いを背負い闘ってる。
例え愛し合っていても避けられない闘いもある…
執行者は自ら進んで結社と与し者もあらば、心の傷に漬け込むワイスマンの狡猾な甘い言葉に惑わされ結社入りした者もいる。
幼い少女レンはその不遇な生い立ちにより犯罪組織で虐待を受けていたところを結社の任務で潜入していたヨシュアに助け出され、その後レンの特殊能力を知ったワイスマンによって洗脳され執行者となった。
エステルはレンをワイスマンの洗脳から解き、救ってあげたいと尽力する。
エステルとレンのくだりも感動的であり涙無くしては見られない。
譲れない想い、護らなければならない人…沢山の者たちの想いがぶつかり合いながら物語は進んでゆく。
パワーアップした戦闘システムが面白い!
軌跡シリーズでは、導力という神秘のエネルギーを使った戦術オーブメントという機械を使い魔法を発動する。
オーブメントのスロット数は「FC」では6つだったが、「SC」では7つとなっている。
これによりキャラの特性をより個性的に強化できるようになった。
戦闘における特技は前作同様クラフトと呼ばれる特殊攻撃とSクラフトという必殺技が使える。
それに加え「SC」はさらにチェインクラフトと呼ばれる特殊クラフトが追加されている。
これは仲間との連続攻撃を行う特殊なクラフトであり最大4人までが参加できる。
参加者が多いほど攻撃範囲が広がる。
この3つの特殊クラフトにアーツと呼ばれるオーブメントによる魔法攻撃も加え、さらに戦術的に戦闘を楽しめるシステムになっている。
この旅の結末に少女は少年を取り戻せるのか
前作のエンディングでヨシュアに対する自分の気持ちに初めて気づくエステル。
しかしヨシュアは封印されていた記憶を取り戻してしまった。
自分は呪われておりエステルの側に居ることを許されない人間だという忌まわしき記憶を…
そして独り「結社《身喰らう蛇》」との因縁に決着をつけるためヨシュアはエステルの前から姿を消す。
「出会った時から...君のことが大好きだったよ。さよなら、エステル …」
サヨナラのキスと共にこの言葉を残して…
幼い頃から家族同然に育った掛け替えのない姉弟、そして現在は最愛の人であるヨシュアを呪われた闇から取り戻すため少女は再び旅立つ。
英雄たちの紡ぐ歴史が心に刻み込まれる。
夢と感動の冒険活劇が今ここに完結!
PS vitaでフルリメイクEvouutionが発売されてます。
ぜひFC共々プレイして貰いたい作品です。
BGMもFCに勝るとも劣らぬ名曲揃いです。筆者も購入しました。
何度聞いても心が震える名サントラです!
~英雄伝説空の軌跡ボーカルバージョン~ Dive into your fate 小寺可南子
英雄伝説 空の軌跡「Dive into your fate」
こちらも名曲です!ぜひ聴いてください!
あの衝撃のエンディングから2年…
ついに空の軌跡の第二章が発売された。
散々待たされたユーザーも納得の完成度に仕上げてきた渾身の完結編!
今回は『英雄伝説 空の軌跡SC』の紹介でした。
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