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【シムシティ】市長(あなた)が好きなその都市も、市民(みんな)が好きとは限らない──。自分だけの街づくりがクセになるSLGの金字塔!【SFC・任天堂・レビュー】

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『シムシティ』は1991年4月26日にスーパーファミコン用ソフトとして任天堂より発売されたシミュレーションゲーム。

オリジナルは1989年にアメリカのMaxisより発売されたPC版ゲームソフト。

2006年にWiiのバーチャルコンソールで配信されたが、現在は配信終了となっている。

2021年現在ではWiiUバーチャルコンソール・Nintendo Switch Onlineとも配信はされていない。

 

SFC版『シムシティ』とは

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『シムシティ』はアメリカのゲーム会社MaxisにてPC用ゲームとして製作されたSLGである。

1991年に任天堂によりSFC版として移植された際に、それまでのPC版にはなかった大幅なアレンジとバージョンアップが施されており大ヒットとなった作品である。

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SFC版の説明書には「はっきり言って50万人都市は並大抵ではできない」と書かれており、終盤になると人口が増えづらくなる上、無計画な都市作りをすると途中で詰んでしまう。

そのため『シムシティシリーズ』の中では最高難易度と評されている。

販売本数は90万本であり、これはSFCソフト全1447本の中でも32位の歴代記録である。

 

SFC版の独自アレンジ

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SFC版に導入された独自要素は多種多様なモノが用意され、ゲーム性を大いに盛り上げている。

代表的なモノは下記の通り。

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常にBGMが流れるようになり街の規模により曲が変わってゆく。

『シムシティ』の生みの親であるであるウィル・ライトをモデルにしたキャラクターDr.ライトが登場しゲームに関するアドバイスをくれる。ウィル・ライトは『バンゲリングベイ』の作者としても有名。

 

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季節が表現され、街には春夏秋冬により様々なグラフィックが用意されている。

様々な条件を満たすことによってプレゼントと呼ばれる特殊な建物を建てることができる(銀行・遊園地・市長自宅・カジノ・マリオ像など多種のプレゼントが登場する)。

公害を発生させまくると現れる怪獣が『マリオシリーズ』の悪役クッパに変更されている。

 

ゲームシステム

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プレイヤーは市長となって、街を開発し、発展させることが目的となる。

住民から税金という形で徴収、銀行から資金借り入れなどにより手に入れた開発資金を元手に都市開発を進めてゆく。

街には住宅地・商業地・工業地の3種類(三大地区)の他、道路や鉄道といった交通網や発電所・警察・消防署などを作ることができる。

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街の発展に伴い、公害や犯罪、渋滞などの様々な問題が発生するようになり、これらを解決することも重要になる。

道路を増やすと渋滞が発生し、港や空港を作ると公害が発生する。

発電所も火力だと公害が発生し、原発なら公害はないがメルトダウンが発生する可能性がある。

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モードは更地から自分好みに街を作っていく「フリーモード」と、実際に存在する都市をモデルにした「シナリオモード」がある。

「シナリオモード」は定められた期間内に一定の規模にすればクリア。

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「フリーモード」は明確なエンディングは用意されてないが、都市の最高ランクであるメガロポリス(人口50万人以上)をまで都市を発展させることが一般的にエンディングと捉えられている。

 

最後に

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シンプルであり、悪くいうとあっさりし過ぎていたオリジナルに対し、多様なゲーム性やエンターテイメント要素を追加して最高のSLGタイトルに昇華させた素晴らしい作品である。

その中毒性に魅了され、寝不足になるゲーマーが後を絶たなかった。

特にコツコツと積み重ねて何かを作り上げていくタイプのゲームが好きな人には堪らないタイトルであろう。

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のちに『シムシティ2000』『シムシティ3000』『シムシティDS』などなど、たくさんのプラットフォームにてシリーズ作品が発売され、SLGの金字塔シリーズとして名を残すことになった。

現在は版権を取得したElectronic ArtsよりApp StoreおよびGoogle Playにて『SimCity BuildIt』が配信されているのでスマホで遊ぶことができる。

 

今回は0からコツコツ自分だけの街づくりがクセになる『シムシティ』の紹介でした!

 

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