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【F-ZERO】スーパーファミコンローンチタイトル!驚異的なスピード感と数々のテクニックを楽しめる新感覚レースゲーム!【SFC・任天堂・レビュー】

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『F-ZERO(エフゼロ)』は1990年11月21日にスーパーファミコン用ソフトとして任天堂から発売されたレースゲーム。

キャッチコピーは「『1』から『0』へ……近未来レースゲーム!」。

Wii Uと3DSにてバーチャルコンソールで配信されている。

据え置き機では1998年7月14日にはN64にて『F-ZERO X』、2003年7月25日にはGBにて『F-ZERO GX』と続編が発売された。

携帯機としてはGBAで3作品が発売された。

2017年10月5日発売のニンテンドークラシックミニスーパーファミコンの収録21タイトルの中にも選ばれている。

 

F-ZEROとは

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『スーパーマリオワールド』と並ぶSFCのローンチタイトルのひとつ。

新ハードSFCの機能を最大限にアピールするため、それまでの家庭用ゲーム機には無かった回転・拡大・縮小の機能を全面的に演出面で活用している。

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それにより従来のレースゲームでは表現不可能だった微妙なライン取りやショートカット、さらには逆走など戦略性と自由度の高いレースを実現した。

様々なテクニックを駆使してコンマ01秒のタイム向上を図るタイムアタックの概念を定着させたゲームとされ、当時は各ゲーム誌で挙って特集を組まれるほどの人気であった。

販売本数は90万本とSFCで発売された全タイトル1448本の中でも31位の販売実績である。

 

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ストーリー

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人類が宇宙に広がり、さまざまな異星人とのコンタクトをくり返していた西暦2560年代。
最先端の超磁力技術を駆使したマシンを用い、宇宙規模のレースが開催される。
かつて地球上で開催されていた「F-1レース」になぞらえ、人々はこのレースのことを「F-ZERO」と呼んだ…。

 

ゲームシステム

ゲームモードと難易度設定

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ゲームモードは20台のマシンと順位を競い合う「グランプリ」と単機でコースタイムアタックにチャレンジする「プラクティクス」が用意されている。

メインである「グランプリ」モードにには三段階の難易度から選択可能。

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全コースを規定順位内でゴールすればクリアとなる。

コースアウトやクラッシュにより耐久力0になるとリタイア。

コース規定順位にみたなくてもリタイアとなる。

 

選択できるマシン

選択できるマシンは4種類。

各マシン毎に長所や癖があるので、好みによってチョイスできる。

ブルーファルコン

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最高速度:457㎞/h

加速度・最高速度など平均した力を持つバランスタイプ。

耐久力が低く、敵の体当たりには弱い。

 

ゴールデンフォックス

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最高速度:438㎞/h

衝撃に弱く、最高速度も最低。

しかし加速度は他機種を突き放すものを持っている。

 

ワイルドグース

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最高速度:462㎞/h

素晴らしい耐久力及び耐衝突性能を持つ反面、車体が滑りやすく操縦が安定しない。

加速と最高速度は平均並み。

 

ファイヤースティングレイ

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最高速度:478㎞/h

加速度は最低だが素晴らしい最高速度を誇る。

重量があるのでコーナーリングでの安定度は抜群であり、敵の体当たりにもそこそこ耐える。

 

BGM

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近未来感をイメージさせる音源と疾走感に溢れるメロディーは、本作にピッタリでありプレイヤーからも高評価を得ている。

名曲が多いため、続編やスマッシュブラザーズなどの他タイトルでもアレンジバージョンにて使用されている曲も多数ある。

 

多彩なコース

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本作には「ナイト」「クイーン」「キング」の3つのリーグがある。

各リーグ毎に5つのコースがあり、全15コースが存在する。

それぞれ特徴的でバラエティーに富んだコースであり、プレイヤーを飽きさせることが無いだけではなく、コースごとに工夫や必要なテクニックなどを考える楽しさがある。

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踏むと一気に加速できるダッシュプレートや、マシンが大きく飛び上がるジャンプ台、耐久値を回復できるビッドゾーンなどコース上には多彩なギミックが多々用意されており、それらを活用してレースを優位に展開させることが重要である。

 

最後に 

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満を持して登場したSFCのローンチタイトルとして期待通りの素晴らしい作品であり、SFCの性能とそのポテンシャルを見事に見せつけた名作である。

メーカー側が用意した仕様だけでなく、プレイヤーにより数々のテクニックも編み出され、ゲーム雑誌に投稿されるタイムアタック記録は連日のように更新された。

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余談だが制作初期の段階では従来のレースゲームに倣い、コース上の空中には見えない壁がありコースアウトでゲームオーバーにならない仕様だったらしい。

しかしプロデューサーの宮本茂(現任天堂代表取締役フェロー)の提案で壁を取り払い、ジャンプ台を作りショートカットもできるようにしていった。

それにより、それまでいまいち物足りなかった感触だったのが、スタッフ一同「すごいぞ…!このゲーム‼」と感じ始め、結果「『F-ZERO』が化けた」という逸話がある。

流石天才と謳われる『スーパーマリオブラザーズ』の産みの親である。

 

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筆者はSFCは発売日には購入できなかったので、友達の家で遊ばせてもらっていたのだが、それまでのFCのゲームとは比べ物にならないクオリティーに興奮、歓喜したことを今でも憶えている。

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個人的にはSwitchで続編が発売されることを期待している。

このゲームの特性上、1人用ゲームであり複数人同時プレイができない事だけが惜しまれたが、現在であればオンラインで対戦プレイが容易にできる。

進化したF-ZEROを世界中のライバルたちと楽しめる日はきっとすぐそこまで来ているはずだ。

今回は『F-ZERO』の紹介でした。

 

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