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【F1レース】裏技のターボエンジンで時速497km/hを叩き出せ!ファミコン初のレースゲーム!【ファミコン・任天堂・レビュー】

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『F1レース』は1984年11月2日にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売されたレースゲーム。

 1990年11月9日に同社よりゲームボーイ用ソフトとしてリメイク移植された。

ゲームボーイ版のタイトルは『F★1レース』と★が入っている。

 

 

『F1レース』とは 

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『F1レース』はファミコン黎明期に発売された任天堂にとって20本目になるファミコンソフトでありファミコンとしては初のレースゲームである。

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プレイヤーは擬似3Dの後方視点(以後リアビュー)によるレース画面にて、フォーミュラーカーを運転操作してF1レースでの勝利を目指す。

販売本数は152万本であり、これはファミコンソフト全1252本の中でも18位の歴代順位である。

 

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開発のあれこれ

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本作は当時のレースゲームはトップビューが多かった中、コンシューマ機でリアビューを採用した斬新なタイトルであった。

制作は当時の任天堂社長山内溥がエグゼクティブ・プロデューサーを務め、デザイナーに宮本茂、開発には当時ハル研究所社員でありのちに任天堂社長となる岩田聡が開発に関わるなど、今となってはそうそうたるメンバーである。

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リアビューであることや「HI」と「LOW」の2段ギアであることなど、ナムコが1982年9月に稼働させたアーケードゲーム『ポールポジション』の影響を強く受けていることがわかる。

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この時代のコンシューマ機では珍しいラスタースクロールによるコースのカーブを表現している。

ラスタースクロールとはポリゴンが採用される前の擬似3Dレースゲームのコース表現や、『ドラゴンクエストⅡ』の旅のとびらなど、かつては数々のビデオゲームの演出に用いられた技法である。

 

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ゲームシステム

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コースは全10コース。

LEVEL1~3まで3段階の難易度が用意されており、LEVEL1は1~5コース・LEVEL2は3~7コース・LEVEL3は6~10コースと各難易度ごとに5コースを走ることができる。

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コースアウトすると失速しタイムロス、敵車や障害物にぶつかるとプレイヤーカーは爆発する。

爆発した場合、しばらく待って復活することができるが大きくタイムロスとなる。

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各コース制限時間内に2週走るとそのコースはクリアとなり次コースへと進むことができる。

最終である5コース目は制限時間が無くなるまで走り続ける仕様となっている。

 

最後に

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筆者はこの時代はファミコンを所有していなかったが、本作は友達の家で遊ばせてもらったことがある。

当時としてはとてもリアルなレースゲームに感動したのを記憶している。

まだ幼かったので、コース1をクリアするのがやっとだったが(笑)。

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このゲームの1番の思い出はコロコロコミックにて1985年~1987年に連載されていた「ファミコンロッキー」という漫画に出てきたことだ。

この漫画はファミコンゲームの本当は存在しない裏技をよく紹介しており、『F1レース』も題材となったことがある。

技の内容は“アクセルボタンを1秒間に50回以上叩くことでマッハを超えるスピードを出すことができる”というものだ。

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漫画の裏技とは違うのだが、実は本作にも“限界のスピードを超えることができる”という意味では同じような裏技が隠されていた。
それは本来プレイヤーカーは時速416キロが最高速なのだが、時速416キロに達した場合ターボチャージ状態となり最高速度が497キロまで上がり、強烈なダウンフォースによりグリップ性能が良くなるという裏技である。

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それを知った幼かった筆者は「ファミコンロッキーで扱ってた裏技は実在したんだ!」と勘違いをした(笑)。

実は全然違うのに、いたく感動した筆者は12歳くらいまで勘違いに気づかなかった事も、今となっては良き思い出だ(笑)。

 

今回はファミコン初のレースゲーム『F1レース』の紹介でした!

 

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