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【BIOHAZARD REVELATIONS2】狂気に染まる孤島を舞台に交差する運命【PS4・カプコン・レビュー】

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『BIOHAZARD REVELATIONS2(バイオハザード リベレーションズ2)』は2015年3月19日にCAPCOMからマルチプラットホームで発売されたサバイバルホラーゲーム。

『バイオハザード リベレーションズ』の続編であり、リベレーションズシリーズの第2作目にあたる。続編ではあるが、時系列上の繋がりはあるものの、ストーリー上の繋がりはほとんどない。

 

バイオハザード レベレーションズ2とは 

バイオハザードシリーズとしては、2012年発売の『バイオハザード6』以来、約2年5ヶ月振りとなり、同年発売の『バイオハザード リベレーションズ』以来、約3年2ヶ月振りのシリーズとなる。

時系列的には『バイオアザーど5』と『6』の間に位置し、『5』での事件から2年後、『RV』から6年後の2011年が舞台となる。

 

 

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主人公はクレア・レッドフィールドとバリー・バートンの2人。

今回は1チャプターごとにクレア編とバリー編を交互にプレイする事となる。

また、主人公に同行するサポート役のパートナーとしてクレア編はモイラ・バートン、バリー編はナタリア・コルダが登場する。

「パッケージ版発売に先駆け全4エピソードを4週に渡って順に配信する」という手法が初めて取られた。

「好評だった『RV』の続編」と言う事で期待されていたが、『RV』を開発したトーセが関わっていない事が判明すると不安視されるようになった…。

 

あらすじ

クレア編 

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西暦2011年。

NGO団体「テラセイブ」に所属し、バイオテロの告発や被災者たちの支援に世界を飛び回っていたクレア・レッドフィールド。

ある日、本部で催されたパーティーに参加しており、そこには新人職員のモイラ・バートンもいた。

クレアとモイラはクレアの兄、クリス・レッドフィールドとモイラの父、バリー・バートンを介して知り合い、以後は親しい友人同士となっていた。

互いに冗談を言い合う楽しい時間を過ごしていたのも束の間、本部へなだれ込んできた謎の特殊部隊により機密情報漏洩とスパイ嫌疑という身に覚えのない罪をかけられたクレアは、その場にいたテラセイブの仲間たちと共に身柄を拘束され、孤島の収容所へ収監されてしまう。

 

バリー編

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孤島を目指して海洋上をボートで走り抜ける1人の男がいた。

男の名はバリー・バートン。元ラクーンシティ市警の特殊部隊S.T.A.R.S.の隊員にして、1998年に発生した洋館事件の数少ない生存者で、現在はB.S.A.A.の一員。

バリーは悲痛な面持ちで、孤島を見つめていた。

それは最愛の娘であるモイラ・バートンが消息を絶ったうえ、彼女の行方を探すうちに今見つめている孤島にいるという情報を掴み、ここまでボートを走らせてきたからであった。

孤島へ着くと、早速モイラを探すために行動を開始するが、そこでナタリア・コルダという少女と出会う。

何故、こんな孤島で単独行動をしていたのかという疑問を持ちながらも、バリーはナタリアを一度は危険だからと舟で待つよう言うが、一人は嫌だと言って聞かなかったため、離れない事を条件に共に行動させることを決め、孤島の捜索に乗り出す。

 

登場人物

クレア・レッドフィールド

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元S.T.A.R.S.隊員にして現B.S.A.A.。

隊員、クリス・レッドフィールドの妹。

1988年にに発生したラクーンシティ事件の数少ない生存者にして、バイオテロや薬害事件を根絶する目的で立ち上げられたNGO組織「テラセイブ」の一員。

 

バリー・バートン

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モイラ・バートンの父で、対バイオテロ部隊B.S.A.A.のアドバイザー。

元S.T.A.R.S.のメンバーの1人にして、1998年に起こった洋館事件の生き残りの1人。

突如消息を絶った愛娘モイラを救出するため、単身孤島へと乗り込む。銃の専門家ぶりを遺憾なく発揮し、ハンドガン・サムライエッジにアサルトライフルと愛銃のマグナムを初期装備に持ち込んでいる。

 

モイラ・バートン

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テラセイブの新人職員。元S.T.A.R.S.隊員バリー・バートンの娘。

クレアの友人であり、彼女に対する憧れからテラセイブに加入した。過去のトラウマが原因で銃に対する強い拒否反応があり、そのためバールなどの近接武器を使用する。

他にもライトを持つなど、クレアのサポートに徹する。

口癖は「サイアク」で、これは父バリーも同様であり、物語のある部分でバリーと共に口にするシーンが登場する。

バリーとは、前述のトラウマとなる事件以来、お互いの葛藤により仲は良くなく、テラセイブに就職したことで溝が深まったとのこと。

また、ポリーという名の妹がいる。

 

ナタリア・コルダ

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国籍ハンガリー、10歳。

熊のぬいぐるみを抱いた謎の少女。

両親を「テラグリジア・パニック」によって亡くしている。

見えない位置にいるクリーチャーに感づいたり姿を消している敵の位置や弱点を看破したり、小さなアイテムを見つけたりと強い感受能力を持っている。

この能力を駆使してバリーと行動を共にする。

 

ゲーム紹介

名作レボリューションズの続編を謳った全く別の作品

傑作と言われた前作『RV』とはほとんど関係が無いストーリー。

タイトルに騙されたユーザーも居り、このようなタイトルにした事に疑問を抱いているユーザーも多い。

「テラグリシア」や「FBC」などの関連ワードがちらほらと出てくる程度。

『RV』の重要人物の右腕と呼ばれる人物も登場するが『RV』には名前すら出てこない。

要するに全くの後付けである。

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全編にわたり廃墟が舞台

過去作では洋館や豪華客船といった比較的様式美が綺麗な場所が舞台になっていたが、今作の舞台となる孤島は、収容所や工場はあるものの、ほぼ全て人の手が付かなくなった廃墟になっている。

そのため従来の『バイオ』とは違う不気味さを感じられる。

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全体的に手抜きと言われても仕方がないストーリー

全4エピソードが主人公2人分で計8話、エクストラエピソード2つを合わせてもたったの10話。

エクストラエピソード無しで12話あった『RV』よりも少ない。

初見でも急げば数時間でクリアが可能。

1チャプターもそれほど長くなく中にはボス戦無しですぐに終わってしまうものもあり、過去作をやっていると肩透かしを喰らいがち。

その上マップの使い回しが多いためマンネリしやすい。

『CV』の様にマップの構造ががらりと変わる捻りもない。

登場クリーチャーなど細かい差異はあるが、そのクリーチャーもレイドモードや一部過去作より種類が少ない。

サブキャラの出番もかなり少ない。

ペドロやエフゲニーは兎も角ジーナなんて序盤でとっとと退場させられる。

 

総評 

個人的にはナンバリングタイトルとしては『6』に並ぶ面白味のないタイトルだと感じた。

 

 

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ファンというプライドだけでエンディングまでプレイしたが、ストーリーに捻りがなく、さらに難解であった。

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シリーズを通してバリー・バートンは大好きなキャラの一人であり期待が高かっただけに裏切られた感覚も強かった。

最後まで残念な感じであった本作であったが、バリーファンであればクライマックスにおいてバリーが『1』の名台詞を発するシーンがあり、初代をプレイした人へのファンサービスと取れる演出があ ることで救われた。

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『6』と同様、ファンとしてストーリーを追うために一度プレイすれば十分であるタイトルであった。

今回は『BIOHAZARD REVELATIONS2』の紹介でした。

 

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