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【RISE OF THE TOMB RAIDER】探検家、それは真理を探す者──。女冒険家ララ・クロフトの若き日の最初の冒険が描かれるリブート3部作の第2弾!【PS4・スクウェアエニックス・レビュー】

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『RISE OF THE TOMB RAIDER(ライズ オブ ザ トゥームレイダー)』は2015年11月12日にスクウェア・エニックスから発売されたサバイバルアクションアドベンチャーゲームである。

1996年から続く『トゥームレイダーシリーズ』のリブート作品として発売された前作『トゥームレイダー(2013)』の続編である。

 

 

TOMB RAIDERシリーズ

超人気タイトルである『トゥームレイダーシリーズ』は、主人公である女性トレジャーハンターの「ララ・クロフト」が世界各地の遺跡で冒険を繰り広げるアクションアドベンチャーである。

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三人称視点3Dアクションゲームの先駆けとなった本作であるが、開発当初主人公は男性キャラクターとして製作が進んでいた。

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しかし遺跡発掘のトレジャーハンターはどうしてもインディアナ・ジョーンズに見えてしまうという理由から、思い切って女性キャラクターに設定を変更したところ、ララの「強い女性」というイメージが印象を残し、後の人気へと繋がることになった。

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1996年にPlay StationやSEGA SATURNにて発売された『TOMB RAIDER』は世界中から絶賛され、次々と続編が発売される大ヒットシリーズとなった。

全世界シリーズ累計販売本数は2018年6月時点で6,700万本以上に達している

タイトルの「トゥーム(tomb)」は、「レイダー(raider)」は侵入者を意味する。

 

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TOMB RAIDER(リブート)

TOMB RAIDERの開発スタッフはトゥームレイダーがシリーズを重ねるごとに、ララ・クロフトは有名になっていったが、その反面でプレイヤーから共感しにくいキャラクターになっていったと感じていた。

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そのため、一度ララの設定をリセットし、過去作との繋がりを断ち切って新生させることにした。

それが『TOMB RAIDER(リブート)』である。

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リブート(reboot) とは、フィクション作品において、シリーズにおける連続性を捨て、新たに一から仕切り直すことを意味する。

『TOMB RAIDER(リブート)』は3部作から成り立っている。

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最初は弱い女性であったララ・クロフトがゲームを進めるごとにプレイヤーと共に成長していき、最終的には世界中の秘宝の謎に迫る生粋のトレジャーハンターになってゆく姿をシリーズを通して描く。

 

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RISE OF THE TOMB RAIDER

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『RotTR』は『TOMB RAIDER(リブート)』シリーズにおける2作目のタイトルである。

前作『TR』にて大冒険の末、孤島から生還したララは、孤島で目撃した不死の軍団の存在から、父親が研究していた「神秘の源」の存在を確信していた。

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父が正しかったことを証明するため彼の研究書に書かれていた「預言者」を追って、シリアの預言者の墓と思われる遺跡へと潜入するが、そこであの孤島を牛耳っていた男の裏にいた謎の組織「トリニティ」の兵に襲われる。

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命からがら逃げだしたララは、遺跡で得た情報を元に預言者の足跡を追ってシベリアのウラル山脈近辺にある遺跡を目指し、ジョナと共に極寒の地を訪れるところから物語は始まる…。

 

ゲームシステム

アクション

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ゲームシステムは好評であった前作のものを基本的に踏襲しており、シビアなアクションとひらめきを要するパズル要素の謎解きは今作にもしっかりと受け継がれている。

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前作を元にさらに改良されたバランス調整により、自由自在にララを操れるようになっており、非常に没入感の高い操作性となっている。

 

銃撃戦

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今作は謎の組織「トリニティ教団」や不死の軍団「不滅隊」との戦闘が頻繁に起こり、ステルスによる暗殺や、TPS視点での銃撃戦もかなり重要なゲーム要素となっている。

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ララの使用できる武器は接近戦でのピッケル以外にも弓矢、ハンドガン、ショットガン、ライフルと多彩な種類が用意されており、ゲーム中入手できる素材によってカスタム強化することも可能である。

 

謎解き

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本編ストーリーである“キャンペーン”以外にも、“チャレンジ・トゥーム”という古代遺跡のパズル要素謎に特化した謎解きや、作中で出会う人々から依頼される“ミッション”などやり込み要素が多数盛り込まれている。

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これらはクリアを目的とする分にはスルーしてもよいイベントだが、より物語に深みを与えてくれたり、クリアする事によって装備やスキルを強化することが出来るので、時間の許す限りチャレンジしていくとより一層本作を楽しめる。

 

難易度設定

難易度はイージー、トゥームレイダー(ノーマル)、ハード、サバイバー、エクストリームサバイバー、アルティメットサバイバーと6段階用意されており、自分の好みに合わせたレベルでのプレイが可能。

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さらにイージー、ノーマル、ハードの3つにおいてはゲーム中での難易度変更もいつでもできる親切設計となっている。

 

ビジュアルモード

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本作ではPS4proでのプレイにより、2種類のビジュアルモードを選択可能である。

解像度を4Kに設定し、非常に細かくなったディテールが確認できるビジュアルモードか、1080p/60fpsで快適なプレイが楽しめる高フレームレートモードのどちらかの選択ができる。

 

追加モード

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本作は本編以外にもたくさんの追加モードがあり、プレイヤーを飽きさせない。

「冷酷な闇の目覚め」「バーバ・ヤーガ: 魔女の住み処」「エンジュランス モード」がDLCとして配信されている。

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さらにクロフト邸の謎を探る「一族の系譜」、クロフト邸に押し寄せるゾンビを撃退する「一族の系譜:ナイトメア」、「エンジュランスモードのCo-op対応」なども追加され、とことんやり込むことが出来る。

 

映画も熱い!

本作はハリウッドで映画化を数回されている。

2001年と2003年にはアンジェリーナ・ジョリー主演で『トゥームレイダー』が実写化され、2018年にはリブート版をモデルにアリシア・ヴィキャンデル主演で『トゥームレイダー ファースト・ミッション』が全世界で公開された。

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どちらの主演女優もスタイル抜群で健康的、そして神秘的な美しさを秘めており、まさにララ・クラフトと言えるキャスティングであった。

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映画がゲーム化されるのはよくあるが、ゲームが映画化されるのはそこまで多くなく、さらに大ヒットとなると珍しいケースであると言えるだろう。

 

筆者と『RotTR』

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筆者は1997年に発売されたPS版『TR』で初めて本シリーズと出逢い、古代遺跡の謎を解きながら手に汗握るアクションで進めていくゲーム性に一気に虜になりました。

それから『TR2』『TR3』とプレイしましたが、それ以降プレイするタイミングを逃してシリーズから離れていました。

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そして2013年にリブートされた新生『TR』を知り、久しぶりに『TR』をプレイし、とてつもない進化を遂げていた映像に感動しました。

それでいて頭をひねる謎解きや、神秘的な雰囲気は20年前の初代『TR』と何一つ遜色なく、新しくも懐かしく感じるタイトルでした。

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そしてリブート版第2弾である本作『RotTR』が2015年に発売されました。

前作以上に面白く、夢中でプレイして一気にクリアしました。

3部作最終章である『SotTR』はまだ未プレイですが、いずれこちらも必ず遊ぼうと思っています。

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今回はリブート版として蘇った名タイトル3部作の第2弾『RISE OF THE TOMB RAIDER』の紹介でした。

 

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