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【ワギャンランド】恐竜型ロボットのような不思議生物ワギャンのポップでキュートなナムコットアクション!【ファミコン・ナムコ・レビュー】

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『ワギャンランド』は1989年2月9日にファミリーコンピュータ用ソフトとしてナムコより発売されたアクションゲーム。

「ナムコットファミリーコンピュータゲームシリーズ」の第50弾。

のちにシリーズ化され、FCだけでなくSFCなどでも続編が販売されることとなる人気タイトルであった。

 

 

『ワギャンランド』とは

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「ワギャン」は元々ナムコのアーケード向けのエレメカ。

檻の中に収められたワギャンに向かって叫ぶと、怪獣がその声の音量により数パターンのセリフを喋るという子供向けのアミューズメントマシンであった。

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FC用ソフトの『ワギャンランド』はその 恐竜型のロボットのような生物「ワギャン」を主人公にした横スクロール型アクションゲームだ。

不思議な生物「ワギャン」の故郷の島ワギャンランドが、悪のマッドサイエンティストである「Dr.デビル」に征服された。

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プレイヤーは「ワギャン」を操作してワギャンランドを取り戻し、家族を救うため様々なステージをクリアしていくのが目的。

 

ゲームシステム

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本作は敵キャラに触れたり穴に転落すると即1ミスの残機性。

ワギャンは口から発する叫び声による音波砲で攻撃できる。

これを敵キャラに当てると一定時間しびれさせ、動きを止めることができる。

しびれている敵は上に乗ることができ、足場として利用することも可能。

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ステージ内に設置されている“ワギャナイザー”を取ると4段階で

「ワッ」→「ギャ」→「ガー」→「ギャー」

と音波砲の効果範囲や持続時間がパワーアップしていく。

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他にも敵を倒せる“スーパーワギャナイザー”や、空を飛べるようになる“ワギャコプター”など可愛らしいお助けアイテムも登場する。

ゴールまで辿り着けばステージクリアだが、当時にしては珍しくコース中に分岐があり、ゴールまでのルートは何通りかある。

ゴール地点ではボスが待ち構えている。

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ステージ中に隠されたワープゾーンを見つけ出すことで、ステージのショートカットも可能。

全10ステージで構成されており、最終面はラスボスである「Dr.デビル」との戦いとなっている。

 

斬新なボス戦

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本作の大きな特徴として、各ステージのラストで待ち受けるボスとの戦いが、アクションではなく“しりとり”“神経衰弱”というミニゲームで行われるという点が挙げられる。

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“神経衰弱”は同じカードをめくれば1Pで、相手より多いポイントを取れば勝利。

「ボスは一度めくられたカードは絶対に忘れない」というAIなので、かなりの苦戦を強いられる。

しかし配列パターンが一定数しかないため、全てのパターンを把握すれば完封で勝つことも容易となる。

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“しりとり”はパネルに描かれた「りんご」や「ゴリラ」などの絵を、しりとりとなる様に交互に取得していき、相手が手詰まりになったら勝利。

各絵柄には“裏読み”が設定されており、「うさぎ」は「ラビット」とも読めるなど、この“裏読み”を駆使するのが楽しく盛り上がる要素である。

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もしもプレイヤー側が手詰まりに追い込まれたとしても一定ノルマ枚数のパネルを取っていれば「内緒で通してやろう」と情けをかけられてクリアとなる。

 

最後に

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本作の難易度は低めであり、子供でも楽しむことができた。

しかし後半のステージになるとそれなりに難しくなるため、簡単すぎるということもなく幅広い年齢層が楽しめるバランスと言える。

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可愛いキャラクターと明るい雰囲気の世界観やポップで愉快なBGMだったので、当時は男の子がメインユーザーだったファミコンにおいて、珍しく女の子からも大人気のタイトルだった。

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本作が大ヒットしたことにより、シリーズ化され続編が次々と発売された。

FCでは『ワギャンランド3』まで発売され、SFCにて発売された『スーパーワギャンランド』(1991)はナムコのSFC参入第一弾ソフトとなった。

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筆者は本作を持ってはいなかったが、友達の女の子の家でよく遊ばせてもらってた。

一緒に「あーでもない、こーでもない」と試行錯誤して遊んだのが懐かしい。

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結局クリアはできなかったけど、幼い頃に珍しく女子と一緒にファミコンで遊んだ記憶は今でも甘酸っぱい思い出として残っている(笑)。

今回は恐竜型ロボットのような不思議生物ワギャンのポップでキュートなナムコットアクション『ワギャンランド』の紹介でした!

 

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