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【スターフォックス】SFC初のフライト3Dシューティングゲーム!ド肝を抜くド迫力。これが噂の3次元バトルだ──。【SFC・任天堂・レビュー】

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『スターフォックス』は1993年2月21日にスーパーファミコン用ソフトとして任天堂より発売された3Dシューティングゲーム。

のちにシリーズ化される『スターフォックスシリーズ』の第一作目である。

1997年から2016年にかけ、N64・GB・DS・3DS・WiiUなどでシリーズ作品を発売している。

シューティングに限らずアクション・アドベンチャーなど様々なジャンルで主人公フォックスとその仲間たちが大活躍する。

2017年に発売された『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』にも幻の『スターフォックス2』と共に収録されている。

 

スターフォックスとは

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任天堂が手がけるフライトシューティングゲームである。

SFCのハードスペックでは困難だったポリゴンによる3D空間の表現を、ロムカセット内部に搭載されているスーパーFXチップにより実現。

3D空間の中を飛行する自機を操作し、各ステージをクリアしていく。

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スーパーファミコンで発売されたタイトルとしては初めての3D作品であった。

この時代のSTGはハードコア向けな超弾幕タイトルばかりであったのに対し、本タイトル制作プロデューサーの宮本茂氏の「原点に帰ったシューティングゲームを作りたい」という考えから制作されたタイトルである。

プレイヤーは主人公のフォックスとなり、超高性能全領域戦闘機「アーウィン」を操縦し、宙域や惑星を飛び回る。

 

ストーリー

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長い平穏を謳歌してきた恒星ライラット系に危機が訪れた。

元凶は天才科学者Dr.アンドルフ皇帝

彼は惑星ベノムを拠点に、圧倒的な軍勢で周囲の惑星に侵略の魔の手を伸ばし、かつて自身を追放したコーネリアに攻めこもうとしていた。

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これに対し、コーネリア防衛軍はアンドルフ軍にコーネリアを占領させまいと奮闘するが、アンドルフ軍の兵器の前にまったく歯が立たず、敗戦に次ぐ敗戦を喫する。

コーネリア防衛軍のペパー将軍は、ここに到り最後の手段を実行に移すことにした。

投入するのは戦闘機「アーウィン」

反重力を発生することの出来るこの機体は従来の軍用機とは比較にならない性能を持っている。

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だが問題は、その操縦ができるパイロットがもはや軍に残っていなかったことだった。

ペパー将軍は、ここである義賊団に目をつける。

それは、かつてブラックホールに消えたフォックス・シニア軍曹の息子であるフォックス・マクラウドをリーダーとして、惑星パペトゥーンを拠点にアンドルフ軍の船だけを襲撃する宇宙義賊「スターフォックス」の4人組だった。

彼らが戦果を上げながらも金に困っていたことに将軍は着目し、アーウィンの操縦を依頼する。

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その結果、ペパー将軍の狙い通りにスターフォックスは難なくアーウィンを乗りこなす。

そしてフォックスは、父の消失の原因をつくったアンドルフを倒すべく、仲間達と共にベノムへ向かうことになった。

 

親切な難易度設定

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難易度が三段階から選べるようになっている。

初心者から上級者まで楽しめるよう設定されている。

さらに3Dシューティングの超初心者の為、トレーニングモードが用意されており、自機の操作や仲間と編隊を組んで飛行するというような基礎からの練習ができるようになっているのもありがたい。

しかし全体的に高難易度であり、簡単な難易度でもクリアするにはかなりの腕を必要とされる。

 

随所に導入された凝った演出

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既存のSTGと一線を画すのが、世界観や主人公を強調する演出の数々である。

ステージ途中で仲間や敵の通信が入り、画面上に小窓が開き弱音を吐く仲間を激励したり、敵に対して啖呵を切ったり熱い演出がゲームを盛り上げる。

さらに一部ではあるがステージ上での行動がストーリー分岐を起こすなど、ストーリー性にも富んでいた。

 

宇宙戦争を彷彿とさせるBGM

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スター・ウォーズのような世界観で演出されるステージで流れるBGMは雰囲気にばっちりな曲ばかり。

オーケストラ調の壮大な音楽は緊張と格好良さを併せ持つ素晴らしい曲となっている。

シーンによっては不思議な曲調に変化したりとストーリーに沿ったBGM演出も素晴らしい。

ステージによってはポップな曲やテクノ風の曲も流れ、臨場感を盛り上げている。

 

SFCの限界に挑んだグラフィック

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今となっては単純な図形を合わせただけののっぺりと角ばった粗いポリゴン、悪く言えば原始的ともいえる3D描写だが、当時としては先進的な試みであった。

ドットが主流だった時代で3Dゲームがまだそれ程浸透していない時代に、SFCのスペックでよく頑張ったとは言えるがやはりポリゴンの表現は簡素であることは否定できない。

しかしそのSFCの粗いポリゴンでありながらも、しっかりと3Dシューティングを表現したことは画期的とも言える。

 

最後に

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続編としてSFC用ソフトとして『スターフォックス2』の開発が進められていたが、既にN64の発売されていた時期であったため開発中止となり、『スターフォックス64』の開発プロジェクトに継承されていった。

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その幻の『スターフォックス2』が『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』に収録されると発表があった時はレトロゲームファンが沸いた。

流石任天堂、こういうところでファンの心をつかむのが上手い(笑)

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筆者は本作を所有してはいなかったが、友達から借りることができたのでそこそこやり込んだ記憶がある。

しかしシューティングゲームのセンスがなく、全面クリアまで到達する事はできなかった。

それでもスター・ウォーズのような世界観臨場感たっぷりの宇宙空間でのドッグファイトに興奮、感動して夢中になって遊んだのは良い思い出だ。

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任天堂の看板タイトルのひとつ『スターフォックスシリーズ』。

そろそろSwitchでも新作が発表されるのではないかと期待している。

今回は『スターフォックス』の紹介でした。

 

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