『MONSTER HUNTER WORLD(モンスターハンター:ワールド)』はCAPCOMより2018年1月26日に発売されたハンティングアクションゲーム。
略称は『MHW』。
PS4・Steam用ソフトとして発売され、欧米・欧州ではXBoneでも発売されている。
オンラインマルチプレイに対応しており最大4人での緊迫した協力プレイが可能。
次世代機の性能を生かし、グラフィックが綺麗になっただけでなく、新モンスターの導入やゲームシステムの大幅な見直しもされている。
モンスターハンター:ワールドとは
人気シリーズ『モンスターハンターシリーズ』の最新作であり、メインシリーズ10作目として発売されたタイトルである。
発売から3日で500万を販売、2018年10月現在では全世界で1000万本と出荷し、シリーズ最高記録を更新したその名の通りモンスタータイトルである。
本作でプレイヤーは新たに発見された「新大陸」の調査団の一員として、未知のモンスターたちの調査とハンティングを行う。
マップは様々な地形を持つエリアがシームレスに繋がっている。
従来のシリーズ同様、オフライン時は1人プレイ、オンライン時は最大4人同時プレイが可能となっている。
本作からクエストの途中参加も可能になった。
「救難信号」を出すことでも、途中参加が可能。
救難信号が送られると他のプレイヤーの「救難信号クエストに参加」のボードにクエストが張られ、それを受注した人が駆けつける形になる。
ストーリー
巨大な古龍達が新大陸に渡る「古龍渡り」の謎を解く為に、ギルドはおよそ10年に一度の割合で、4度の「新大陸古龍調査団」を新大陸に送っていた。
今回、古龍ゾラ・マグダラオスが渡りを行った事を受けて5度目の調査団の派遣を決定する。
その調査団には、一人の若いハンター(プレイヤー)が含まれていた。
長い船旅を終え、新大陸に到着した若きハンターたちは、現地の調査団と合流し、彼らの指導と支援の下、古龍の生態解明に向けてゾラ・マグダラオスの足跡を追うことになる。
新大陸
新大陸はそれぞれが複雑な生態系を成す5つのフィールドエリアによって形成されている。
どのエリアも特色が強く、その景色から生息しているモンスターまで全く違っておりエリア毎の戦略が求められる。
古代樹の森
命息づく広大な森。
連なりあって育つ木々は、”巨大な古代樹”となって空高くそびえ立つ。
古代樹は森に息づく全ての生物を内包し、一つの生態系を形作る。
大蟻塚の荒地
広大な乾燥地帯と、古代樹を水源とした沼地が入り混じる地。
砂地には巨大な蟻塚が立ち並び、水場には色とりどりの植物が生い茂る。
二つの顔を持つこの地には、それぞれの環境に適応した生物がそろい集う。
陸珊瑚の台地
陸にも海にも似た、豊かで不可思議な生態系が広がる高低差に飛んだ台地。
産み出された陸珊瑚の卵は、湧昇風に乗って台地全体へと降り注ぎ、これを捕食する生物群の礎となっている。
瘴気の谷
陸珊瑚の台地の下に位置する、深い谷。
台地から降り注ぐモンスターの死骸が腐肉と骨の層を形成し、生態系の重要な礎となっている。
中でも、有機物を食料とするバクテリア群”瘴気”は、この谷特有のものである。
龍結晶の地
強いエネルギーに満ちた未踏の地。
”龍結晶”と呼ばれる詳細不明の巨大結晶群を中心に、マグマ帯と、マグマが冷え固まった玄武石が荒々しい地形を成している。
拠点アステラ
MHWにおいてハンターたちの調査拠点であるアステラ。
アステラには研究エリア、調査を支える流通・工房エリア、ハンターが集う集会エリアなどが存在する。
40年前に1期団が築いてから長い年月の間に改築され現在の姿になったとされている。
アステラにはたくさんの施設があるが、その一部を紹介する。
加工屋
加工屋ではフィールドを散策して発見したりモンスター狩って手に入れる”素材”と、クエストをこなす事で得られる”ゼニー”(通貨)を渡す事で新しい武器・防具を作成してくれたり、既存の装備を強化することも可能。
植生研究所
植生研究所では収穫を依頼することにより、特定のアイテムを大量に入手できる。
調査ポイントを使用して肥料を使用すると、1回の栽培あたりの収穫量を増やす事も可能。
生態研究所
モンスターの特徴・肉質・入手できる素材など、モンスターに関する様々な情報がまとめられている施設。
プレイヤーが実際に生け捕りにしたモンスターも捕獲されている。
食事場
ゼニーを払い食事を取る事で、キャラクター性能がバフされた状態でクエストにチャレンジする事ができる。
この食事が本当に美味しそうだとゲーマーたちの間で噂になり、ついにはリアルで作り出すファンまでいた(笑)
このゲーム内の食事を…
そのまま再現!
これは美味しそう!一度お相伴に預かりたいものだ(笑)
マイハウス
ハンターにはアステラ敷地内に”マイハウス”と呼ばれる個室が与えられる。
ここではアイテムや装備品を収納して置いたり、トレーニングエリアに移動して戦闘練習などを行う事ができる。
クエストで持ち帰った環境生物などを部屋で放し飼いする事もできる。
最初は二等マイハウスから始まるが、クエストを進めていくに連れ一等マイハウス、特等マイハウスへと豪華な部屋へ引っ越す事が可能である。
特等ハウスなどは庭に露天風呂が付いていたりしてとても優雅な造りとなっている。
キャラクター
キャラクターメイク
本作はかなり細かくキャラクターメイクをする事ができる。
性別だけでなく、髪型、髪の色、肌の色、顔の各パーツ、化粧までとにかく自由自在。
本当に千差万別のキャラクターが出来上がる。
まさにプレイヤーの数だけハンターが産まれる感じだ。
本邦初公開!これが筆者のキャラクターだ!
個人的な趣味嗜好が出るなぁ(笑)
キャラクターメイキングに何時間もかけるプレイヤーが続出した。
受付嬢
主人公とコンビを組むことになる編纂者の女性。
利発で明るい性格。
情報統括のエキスパートで、主人公と共に行動し、様々な情報をまとめる。
主人公と共にフィールドへ同行しサポートしてくれる。
食に強いこだわりを持ち「迷ったら食ってみろ」が信条でキャンプでは料理も行う。
主人公を「相棒」と呼ぶ。
この受付嬢ちゃん、めっちゃ可愛くないっ?
筆者はもうメロメロだったのだけど、ネットではその「後先考えない行動で主人公を困らせる」とか、「自らの失態を顧みなさ過ぎて、前向きを通り過ぎて狂ってるようにしか見えない」などと酷評だった(笑)
終いには「ブサイク」とまで言われていましたが断じてそんなことはないよ!
ほら!これを見て!!
MHWイベントにてタレントの「長谷川とわ」さんがコスプレした受付嬢ちゃん!
超可愛いでしょ!
とわさん、ありがとう#モンハンワールド #MHW#発売イベント #渋谷MODI #長谷川とわ #受付嬢 #笑顔 #寒い中 #お疲れ様でした #ありがとう #幸せ pic.twitter.com/esIQ5cjl5n
— ドラさん@とわの部屋 (@Dora3MHXX) January 29, 2018
クオリティ高過ぎ!
こんな受付嬢と冒険できるならゲームソフトがいくらしようとも買っちゃうよ(笑)
大迫力&大興奮の狩猟
今までハードによるグラフィックの限界に悩まされてきたが、PS4などの次世代機にプラットフォームを移行したことによりそれが解消された。
グラフィック性能が大幅に向上し、モンスターをより細かく描写できるようになり、大迫力の狩猟を楽しめるようになった。
新モンスターの姿を仔細に見るだけでなくリオレウスをはじめとするお馴染みのモンスターの今まで見られなかったディティールを観察することもできる。
様々なフィールドごとのギミックやモンスターそれぞれに異なる習性、モンスターではない「環境生物」の追加などモンスターを生態系の一部とするモンスターハンターの世界観に磨きがかかった。
そのリアルな生態系の中でも特に極めつけなのが巨大モンスターの同士討ちだろう。
例えばこれまではモンスターが2体以上鉢合わせてもハンターにしか攻撃してこなかったが、本作からはモンスター同士でも攻撃し合うようになった。
一部のモンスター同士だと「縄張り争い」が起きハンターはこれにより狩りを有利に進める事も可能だ。
このようにリアルな生態系を観察できたりするのでオフラインで遊んでいても充分に楽しめるゲームだがやはり醍醐味はマルチプレイだ。
最大4人まで参加できるマルチプレイにて遊ぶと、助け合えたり役割分担を決めたりと、より戦略的に狩猟を楽しむ事ができて興奮間違いなしだ。
フレンドと力を合わせて数十分かけて手強い巨大モンスターを倒した時の達成感はなかなか他のゲームでは味わえない爽快感である。
仲の良いゲーム仲間を誘ってあなたも”ひと狩り”行かないか?(笑)
最後に
モンスターハンターシリーズはとにかく中毒者が続出する事で知られている。
ストーリーモードを全部クリアするだけでもかなりの時間を要するが、このゲームの本当の魅力は、狩ったモンスターが極稀に出すレアな素材を集めることにより”高性能な装備品”を手に入れ、自らのキャラクターを際限なく強化していける事である。
そのため、プレイヤーは連日クエストをこなしアイテム集めに没頭する。
CAPCOMもプレイヤーを飽きさせないために、発売から9ヶ月経った今でも定期的に「新モンスター導入」「新装備導入」「期間限定イベント開催」などを行い今現在でも続けているプレイヤーも数多くおり、まだまだ大盛況のコンテンツである。
ご多分に漏れず筆者もどっぷりハマって、発売されてから2ヶ月ほど睡眠時間を削ってフレンドと毎夜狩猟に勤しんでいた。
しかしこの終わりのないゲームにこれ以上ハマり、他のゲームをする時間が一切なくなるのを恐れ、メインストーリーを全てクリアして、ある程度理想の装備が整ったところで筆者は引退する事にしたのだ。
それでも約110時間のプレイタイムは、一つのゲームとしては筆者にとってかなり長い時間であったが、ゲーマーたちの間では
~100時間=初心者
~200時間=ライトゲーマー
~500時間=ヘビーゲーマー
~1000時間=ニート
1000時間~=ガ○ジ
などと言われており、筆者はまだまだライトゲーマーのまま引退してしまったようだ。
さすがは日本の誇る超大作タイトル、その闇の深さ奥の深さを実感させらる(笑)
そして忘れてはならないのが、数あるゲームの中でもトップクラスのクオリティと言っても過言ではないそのサウンドだ。
BGMも本当に素晴らしいんだよね!MHWのサントラは超おすすめだよ!
今でも全く衰えない人気とその人口は間違いなく本作の面白さを表している。
これから参入したとしても十分に楽しめるタイトルである事は間違いないと言えよう。
もし興味を持ったなら是非1度プレイしてみる事をお勧めする。
楽し過ぎてリアル(現実世界)に戻ってこれなくなっても筆者は責任を負い兼ねるけどね(笑)
今回は「モンスターハンター:ワールド」の紹介でした。
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