『チャレンジャー 』は1985年10月15日にファミリーコンピュータ用ソフトとしてハドソンより発売されたアクションアドベンチャーゲーム。
1面は特急列車の横スクロールアクション。
2面は広大な島での探索型アクション。
島の中にある洞窟内は固定画面アクション。
そして最後のボスとの対決。
と4種類のゲームをが楽しめるというのがこのゲームの売りとなっていた。
現在プレイしたければ2013年3月よりは3DSのバーチャルコンソールにて配信されている。
あらすじ
考古学者である主人公「チャレンジャー」が、李成岑という謎の中国人に依頼され、悪玉「ドン・ワルドラド」にさらわれた「マリア」王女を救出すべく走る列車や洞窟などで飛び回りながら敵を倒していき、王女を助け出すというストーリー。
前年の1984年に『インディ・ジョーンズ魔宮の伝説』が大ヒットしており、主人公が考古学者でありドタバタ活劇を繰り広げる設定はこの映画のオマージュである。
ゲームシステム
このゲームは当時にしては珍しく、16段階で難易度設定が可能である。
SCENE1「STOP THE EXPRESS!」
チャレンジャーを操作してマリア姫を救出しよう!
マリア王女を拉致し、乗っ取った特急列車メタモルフォセス号で逃走を図るドン・ワルドラド。
その列車に飛び乗って、子分たちの攻撃をかわしながら先頭車両を目指す。
先頭車両の手前まで辿り着くとドン・ワルドラドは後部車両を切り離し逃げてしまう。
SCENE 2「SEARCH PRINCESS!」
ドン・ワルドラドたちを追ってワルドラド島にやって来たチャレンジャーが、100画面分もある広大なワルドラド島を捜索する。
要所にある洞窟や建物に入り「王冠」「鍵」「指輪」の3つのキーワードアイテムを手に入れてドン・ワルドラドの待ち構えるピラミッドへ向かおう。
SCENE 3「GET KEYWORD!」
王女が囚われているピラミッドに突入するために必要なキーワードアイテムは、SCENE2マップ内に点在している洞窟内にある。
洞窟内は1画面固定のサイドビューアクションとなっている。
間欠泉の上をジャンプで渡ってアイテムをゲットしよう。
SCENE 4「RESCUE PRINCESS!」
3つのアイテムを手に入れ、姫の捕らわれているピラミッドへ突入したらドン・ワルドラドとの最終決戦だ!
ピラミッド内も1画面固定のサイドビューアクション。
ドン・ワルドラドを倒して見事姫を救い出そう!
かなりの高難易度
この作品はなかなか何度が高かったと記憶しています。
筆者がまだ幼かったのを差し引いてもだいぶ手ごたえがあるアクションゲームだったのではないでしょうか?
そして当時のファミコンゲーム全般に言える事ですが、たくさんの裏技が隠されており、それを見つけるのも楽しかった思い出があります。
攻略のコツ
難易度レベル1~2はボーナス得点が入らず、雑魚敵が出てこないため敵を倒すことで手に入る特殊武器の入手が難しくなるのでレベル3以上でプレイしよう。
SCENE4のドン・ワルドラドとの対決はナイフを4本当てれば倒せるが、合計4発ではなく4発連続で当てなければダメージがリセットされてしまうので立て続けに撃ち込んで倒そう。
たくさんの裏技
SCENE1のスタート地点で踏切の音に合わせてジャンプすると無敵となりこの面をクリアするまでその状態が持続する。
SCENE1をナイフを一度も使わずに、さらにタイムを65秒以上残してクリアすると10万点ボーナス。
最後に
このゲームが発売された昭和60年は、ゴルバチョフ氏がソ連共産党書記長に就任。
日本では松田聖子と神田正輝の結婚やバックトゥーザフューチャーの劇場公開などで賑わっていた年です。
インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説が初めてお茶の間で放送されたのは昭和62年だったので、まだ幼く映画館に観に行く事はなかった筆者は鑑賞した事はありませんでした。
それでも本作の考古学者風の冒険家が所狭しと画面内を駆け回る本作『チャレンジャー 』はとても魅力的に感じました。
BGMもアップテンポでいかにも冒険!という感じの音楽でよかったと記憶してます。
SCENE1の列車面BGMはシューベルトの軍隊行進曲の編曲だと知ったのは大人になってからでした。
この時、筆者はまだファミコンを買って貰えてなかったので、友達の家でこのゲームを遊ばせてもらってました。
先ほども触れたとおり難易度は高めだった為、友達の家で遊ばせてもらっている時は無敵になる裏技を使って1面クリアがやっとでした。
その後ファミコンを買ってもらい、友達からカセットを借りて2年越しでクリアしたのは良い思い出です。
今でも列車面のBGMを聴くと、あの頃の懐かしい昭和の風景が目に浮かんできます。
今回は『チャレンジャー』の紹介でした。
あわせて読みたい