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【BIOHAZARD5】恐怖の原点は、恐怖の頂点へ。【PS3・カプコン・レビュー】

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『BIOHAZARD5(バイオハザード5)』は2009年3月5日PS3/XB360のマルチプラットホームとしてCAPCOMから発売されたサバイバルホラー。
シリーズ4作目である前作で大きな変更を行いTPSとなった事が好評だったbiohazard。
前作より4年経っての発売となった本作では更にTPSアクションに舵を切った。

日本ゲーム大賞2009優秀賞を受賞。

全世界で750万本以上を売り上げた。

 

あらすじ 

アメリカ中西部の街ラクーンシティで1998年に発生したバイオハザード「アンブレラ事件」から11年後。

事件の元凶たる巨大製薬企業アンブレラが崩壊した影響で、その手中にあった生物兵器は世界中に流布され、テロリストなどの手に渡り、紛争地域で悪用されていた。

人々が恐怖するなかで、各国はテロの封じ込めを図るためにアンブレラを倒した私設対バイオテロ部隊を国連直轄の組織「B.S.A.A.」をとして再編する。

そのエージェントの1人、クリスレッドフィールドはアフリカ西部の街キジュジュ自治区を訪れていた。

この地で生物兵器の闇取引があるとの情報を入手し、その密売人の身柄を拘束するためである。

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ホラー要素を犠牲にしてアクション性を高めた

シリーズ5作目のTPSシューティング性を強めたbiohazard4が空前の大ヒットとなりました。

CAPCOMはその結果を踏まえ6作目である本タイトルを更に極端にTPSゾンビシューテングアクションに舵を切る事になります。

 

しかしその判断はアクションとしてのテクニックを駆使する楽しさと引き換えにバイオハザード本来の「恐怖」「謎解き」「死に対する緊張感」などが犠牲になりサバイバルホラーというジャンル要素はかなり薄れていると感じます。

作品自体のシステムおよびバランスは秀逸であり売上本数はかなりの数字を残す事に成功。

しかし筆者のような古くからの一部懐古的ファンからは手厳しい評価をもらっている例も多く見られました。

賛否両論分かれる作品である事は間違いありませんが「バイオハザード」として考えた時にはやはり期待にそぐわないところがある為、筆者の評価としては★2個としている。

単純にゲームの面白さとして考えると★の数は1個ないし2個増えてもおかしくないタイトルでもあります。

 

綺麗な映像と洗練されたシステム

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 CAPCOMスタッフによりハードスペックの性能を限界まで引き出した映像画面は素晴らしくまさに次世代機の名に相応しいレベルになってます。

筆者はXB360でのプレイですが、その映像クオリティには驚きました。

ゲームシステムもよく考えられています。数多い銃火器から好きな武器を選択し任意でカスタマイズしていく事により自分好みの仕様にカスタマイズが可能です。

FPS好きや近代戦争が好きなプレイヤーには嬉しい仕様となっています。

そしてナンバリングタイトル初となるオンラインネットワーク接続によるco-opでの2人プレイが可能音なっておりフレンドと共に楽しむ事ができます。

オフラインの場合でも画面二分割による2人プレイが可能です。

 

ゲームの流れ

敵を倒しながらステージを進んでいき、ステージゴール地点まで辿り着くか、ステージ最終地点に待ち構える中ボスを倒すとステージクリアです。

Chapterは6個あり全16ステージをストーリーに沿ってクリアしていきます。

ステージをクリアする毎に倒した敵の人数や死亡回数などのプレイ内容によりポイントが貰え、それを使用して武器のカスタマイズなどを行なって自らを強化していく流れです。

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ステージにより様々な展開が待ち受けています。

ボートに乗って広大な湖を散策したりカーチェイスで壮絶な銃撃戦をしたりと次から次へと訪れるたくさんのシチュエーションはプレイヤーを飽きさせず楽しませてくれます。

 

ただひとつ不満があるとすれば、 これは個人的な話になってしまうのですが、筆者がシリーズで1番好きなキャラクターであるジル・バレンタインが悲惨な扱いを受けていた事です(笑)

 

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なんとか助けて上げたいと、かなり感情移入しながらプレイしました。

最終的に救出できてとても嬉しかった事を覚えています。

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見所としてはシリーズ通して最大の宿敵であるウェスカーとの因縁に決着をつけるシーンです。

これはシリーズファンとしては見届けなければなりません。

壮絶なラストバトルに興奮する事間違いなしです。

 

「バイオらしさ」が足りない

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少し辛口にになってしまいますが個人的感想を述べます。

初期のバイオとは大幅な路線変更を行う事によりバイオハザードのテーマである「そこを歩く恐怖」の面影がほぼ失われてしまった今作。

俊敏に動き回り素早く走り寄る何十体、何百体という無数のゾンビを超火力武器にてなぎ払い続けながらステージを進める展開はまるで別のゲームをプレイしている様でした。

それは初代バイオからプレイしているファンとしてはやはり少し寂し気持ちになるところもあり、そこが残念でありました。

しかし割り切ってTPSガンアクションゲームとして遊ぶ分には良く出来たタイトルである事も間違いないくなんだかんだと言って筆者も楽しみながらクリアまで遊んだのでゲームとしては良作だと思います。

今回は『バイオハザード5』の紹介でした。

 

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