『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』は2017年2月23日にスクウェア・エニックスよりPS4ソフトとして発売されたARPG
人類側が製造したアンドロイド兵士と異星人が製造した兵器「機械生命体」による代理戦争然とした戦いと、その中で主人公たちが世界の真実と自分たちが生まれてきた意味を知っていく様子が描かれる。
タイトルに使われている「オートマタ」とは「自動人形」の意。
- あらすじ
- 登場人物
- NieR Automataとは
- 物悲しくも強い決意を思わせるBGMが秀逸
- 周回プレイで初めて見える物語の真実
- 魅力的なキャラクターたち
- 10年に1度の名作と言えるタイトル
- あわせて読みたい
あらすじ
西暦5012年。突如として地球にエイリアンが襲来し、侵略を開始。
人類はエイリアンと彼らが繰り出す兵器「機械生命体」の手によって地上を追われ、月への退避を余儀なくされる。
生き延びた人類は奪われた地球を取り戻す為、アンドロイド兵士による抵抗軍を結成。
衛星軌道上に設置した基地群から反抗を開始するが、十数回に渡る大規模降下作戦を経てもなお決定的打撃を与えることができず、戦況は数千年に渡り膠着していた。
この状況を打破するため、人類は決戦兵器として新型アンドロイド兵士「ヨルハ機体」を開発。
それらから成る「YoRHa(ヨルハ)部隊」が編成され、戦線へと投入されることとなる。
NieR:Automata/ニーア オートマタ: MOVIE 119450310
一度クリアしてからこのプロモーションムービーを見ると感涙必須です。
未プレイの方でも雰囲気は感じ取ってもらえると思います。
登場人物
ヨルハ二号B型
通称「2B(トゥービー)」
戦闘タイプのヨルハ機体。剣戟による近接攻撃を得意としているが、ポッドによる遠距離攻撃も扱える。
冷静沈着な性格の持ち主であり、またヨルハ部隊の規律もあってかあまり感情を表に出そうとはしない。
そのため一見冷たいようにも見えるが、仲間に対しては配慮や思いやりを持って接している。
複数の敵を前にしても「倒せばいい」と言うだけなど、9Sに言わせれば少々大雑把なところもある。
9Sのことは彼自身にそう示さないだけで非常に大切に思っており、どんな時でも彼の身を案じていた。
ヨルハ九号S型
通称「9S(ナインエス)」
最新型のスキャナータイプであり、調査・ハッキングを得意としている。
作中では2Bのメンテナンスも担当していた。
性格は2Bに比べてやや子供っぽく好奇心旺盛な点があり、言葉遣いに時折それが現れている。
2Bと行動を共にする以前は単独行動での任務が多かったため、誰かと共に任務に当たる・行動できるということを喜ばしく感じている。
そのこともあってか2Bに対しては非常に大きな親愛の情を抱いており、「ナインズ」という愛称で呼んでくれないかと度々提案している。
しかし2Bの反応は芳しくなく、そのことについて小さく不満を漏らしている。
ヨルハA型二号
通称「A2(エートゥー)」
アタッカー二号、または単に二号と呼ばれることも。
ヨルハ機体のプロトタイプで近接戦闘に特化したモデル。
「B(バーサーカー)モード」という機能を有している。
かつて「真珠湾降下作戦」に参加し、その中で生き残った唯一のヨルハ部隊員。
しかし作戦終了後に部隊へと帰還しなかったため、現在は脱走兵として指名手配されている。
また二号タイプのモデルとなった機体でもあり、2Bとは容姿が酷似している。
口数が少なく粗野な言動も目立つが、かつては協調性を重視する真面目な性格をしていた。
ポッド042/153
2B、9Sを随行支援するサポートユニット。
カラーリングは2B支援の042は白を基調としており、9S支援の153は黒を基調としている。いる。
ポッド達は支援対象への助言やナビゲーション、そして遠距離攻撃を受け持つことでこれを支援する。
助言は作戦や戦闘に関わらないことにも行われ、対象の意図を汲んで先回りして答えることもある。
アダム/イヴ
アダム(左)は 青年の姿をした機械生命体。冷静かつ知的であり、高い学習能力を持つ。
同時に何かに対する激しい憎悪と「死」と「人間」に対する強い興味を持っており、それらを理解するためならば手段を選ばない。
人類への興味からか意図的に彼らを模倣するような行為をしている。
イヴ(右)はアダムの双子の弟とされる機械生命体。
アダムのことを深く慕っている。
やや短気な性格をしており、同時にどこか幼い一面も持つ。
その幼さ故か根は素直かつ純真であり、兄と穏やかに過ごすことのみを切望していた。
パスカル
平和主義を貫く機械生命体。
人類や機械生命体の歴史に関心を持っており、人類が残した哲学書を読んでいることもある。
かつては戦場にも出ていたが、味方の死に慣れていくことに恐怖を感じたことから戦いを放棄。
現在はネットワークとの接続も断ち、同じような考えを持った機械生命体たちからなる村の長を務めている。
アンドロイドに対しても友好的で、アネモネのレジスタンスキャンプとは細工物の製作や物々交換での交易を行っている。
NieR Automataとは
実はこのゲーム、筆者は発売より約1年遅れでプレイしました。
発売当時かなり話題に上っていたので認知はしていたが、前作にあたるニーアゲシュタルト/レプリカントをPlayしてなかった為見送っていたのです。
しかし全世界で250万本を売り上げ、GDC 2018ではAudience Awardを受賞した事を受け、これはゲーマーの端くれとして遊んでおかねば!と発売日から1年弱経っての購入となったのです。
しかしプレイ開始するや否や一気にその世界観、ストーリーに魅了され、寝食を忘れ没頭する事になりました。
なぜもっと早くプレイしなかったか?自分の目は節穴か?と悔やむほどこのゲームは素晴らしいものでした。
細部まで細かく描写された美しい画像でキャラたちが激しく動き回るアクションモード。
アクションモードだけではなく、飛行ユニットに登場し空中戦となるとシューティングモードへと移行する。
敵のAI回路に侵入し内部破壊を試みると通常とは違う簡易シューティング(?)モードに移行する。
そうして様々な要素を交えることによりプレイヤーを飽きさせない工夫が盛りだくさんです。
経験値を貯める事によりレベルアップができ、お金を貯める事により武器やサブウェポンの購入が可能です。
手に入れた武器はカスタマイズをする事ができ、強化する事ができ、キャラクターをどんどんカスタマイズして強くすることが可能です。
そのようなRPG要素もひとつの楽しみでしょう。
物悲しくも強い決意を思わせるBGMが秀逸
素晴らしい映像と、考え抜かれた操作性とアクションモーションにより爽快感を感じる高品質アクションゲームとなっております。
しかしこのゲームを稀代の名作ととまで言わしめる事になったのは壮大且つ繊細なサウンドだと思います。
物語自体が秀逸で、プレイヤーの予想の遥か上を行き、想像を絶する展開を迎える物語ですが、このストーリーをより一層盛り上げグッとこの世界観に引きづり込むBGMはまさに神曲と言うに相応しいと思います。
全ての曲が名曲であり、クリア後にサントラを聴いているだけでも自然と涙がこぼれてしまいます。
このサウンドトラックは本当に最高です。
普段ゲームサントラを購入されない方でもこれは是非お手元に置いて貰いたい。
筆者はゲームサントラばかり聴いてますが、今年はこのNieR Automataのサントラばかり聴いてます。
周回プレイで初めて見える物語の真実
ゲームの要であるストーリーはマルチエンディング方式が採用されています。
エンディングはAからZまでの全26種類が存在していますがF~ZはBADENDなので見る必要は特に有りません。
Aをクリアしたのちに再度最初からプレイする事によりBのエンディングにたどり着けるようになるなど周回を重ねることで見られる物語が増えていきます。
1周クリアしただけでは物語の真相には程遠く、A~Eまでの5つのエンディングを全て見ることによってストーリーは完全に補完される事になります。
そう聞くと5周もするのが面倒くさいと感じられると思いますが、このゲームは2週目、3週目と物語の裏側や別キャラの視点などを描いていくので同じ作業を繰り返してる感じが全くなく”物語の真相”や”続編”などをプレイしている感覚です。
これからこのゲームを遊ぶ方にはアドバイスとして必ずEエンドまでプレイすることを強く推奨します。
この5つのエンドを全て経験する事により初めてNierAutomataの全景が見えると言っても過言では有りません。
途中でやめたくても物語の核心がひとつひとつ暴かれていく衝撃と快感が堪らなく、プレイをやめる事の方が難しいいと思います。
筆者がそうだったのでそこは保証できます。
魅力的なキャラクターたち
残酷な運命に翻弄される登場人物たち。
味方ヨルハ部隊のメンバーも、機械生命体も、そしてアダムとイブも各々の信念と目的を持って生きていきます。
全てのキャラクターが魅力的で有り、儚さを持っているので感情移入がどっぷりできるでしょう。
特に主人公の2Bは本当に儚く、そして強く、魅力的である。
筆者はもうゾッコンです、めっちゃ好き、大好き(笑)
10年に1度の名作と言えるタイトル
これ程まで感動と切なさを与えてくれるタイトルは滅多にないと思います。
ぜひ一度はプレイして欲しいゲームソフトです。
筆者はクリア後暫くは感動と余韻が頭から消えなく、なんとなくボーッとした日常生活を送ってしまったほど強い影響を受けました。
このタイトルは2017年度PS4ソフトの中でも指折りの名作です!
なんと2017年Game Of The Yearを獲得し、2018年6月現在で出荷・DL販売本数は300万本を超えています。
立ちはだかる運命に抗い、2Bと9Sは平穏の安息を手に入れられるのだろうか?
その衝撃の結末はあなた自身の眼で確かめてください。
今回は「NieR Automata」の紹介でした。
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